女性同盟設立の日で縫製工場はお休みでした。
※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。
先週の土曜日は女性同盟設立の日でお休みででした。
女性同盟とは何かというと、国民の意見を吸い上げあたり、まとめたりする役割を担うラオスにある大衆組織の1つです。
ラオスは共産主義国なので、共産党の下部組織として大衆組織と呼ばれるものがあります。
この大衆組織には、青年同盟、女性同盟、労働組合連盟などがありあります。
青年同盟は、ラジオ局を持っていたり、職業訓練をしたり(青年海外協力隊の方もいたようです)幅広く活動しています。
女性の同盟については、去年のブログに少し書いたのでこちらをご覧ください。
この女性同盟設立の日は7月20日で、一昨年から新たに一応祝日に加わった日で、一昨年と去年はCBC Laoも含めて多くの官公庁や企業はおやすみでした。
今年も、普通にこの日は休みになるものかと思いきや……けっこうバタバタしてました。
というのは、慣習的な祝日(仏教の日など)のほかは、ラオスでは労働省が祝日を決めているのですが、この「女性同盟設立の日」が入っていなかったらしいのです。
そこで、この日は祝日なのかどうかをラオス縫製業協会に問い合わせてみました。
縫製工場を休みにしなければいけない場合には、労働省から縫製業協会に通達がいっていることが多いのです。
しかし、上のような事情に加え、特に縫製業協会にも通達もないということで、今年からまた祝日でなくなるという話がでてきたのです。
こうしたことから、多くのラオス国内の縫製工場が「休みにすべきなのか、どうなのか」わからず右往左往していました。
最後はどうなったのかというと、労働省からではなく、女性同盟からこの女性同盟設立の日は女性職員がお休みにしてくださいという通知が、7月19日に来て、7月20日の女性同盟設立の日はお休みになることになりました。
といっても、CBC Laoでは、7月20日(金)は仕事して、7月21日(土)をお休みにしました。
(ラオスの縫製工場は土曜日も操業します。)
ところで、お休みの日を移動させて良いのも女性同盟設立の日の特徴だったりします。
3月8日女性の日や12月2日の建国記念日などは、必ずその日に休まなければなりません。
ラオスの祝日で、唯一休みの日を変えて良い日でないでしょうか。
ISUZUからいただいたカレンダーをみたところ、ISUZUもCBC Laoを同じく、7月20日に仕事をして、7月21日お休みになっていました。
CBC Laoでは、男性職員はお休みでしたが、職場によっては男性だけ働いているところもありました。
民間でいえばDHLが、官公庁では税関などは男性だけが働いて、業務を回していたようです。
こんな風に、法的に女性だけ休みになる日があるのも、ラオスの祝日の特徴だったりします。