地球周回衛星からの画像

地球周回衛星からの画像

たとえば、海岸線の詳細な画像を捉えることは役に立つかもしれませんが、それが浸食や自然災害により先週、先月、または昨年と比較してどのように変化しているのかを観察する方が、さらに役に立つでしょう。

このような分析は、都市計画や国家資源のマッピングから避難計画や災害対策に至るまで、さまざまなアプリケーションで行われており、それが商用衛星の画像の需要を増大させています。

 

最新の商用画像衛星であるDigitalGlobeのWorldView-4は、このような地球の衛星画像のニーズ拡大に向けて、今週末に打ち上げが予定されています。

軌道に載れば、WorldView-4は、地球の表面の680,000平方キロメートル(テキサス州の面積に相当)を毎日マッピングすることができ、30cmの画像の収集能力を2倍以上に増加させます。

WorldView-4は、その他4つのDigitalGlobeの衛星、すなわちGeoEye-1、WorldView-1、WorldView-2 、およびWorldView-3に加わって衛星群を構成することにより、マッピングおよび計画のアプリケーションで要求される、高解像度で位置が正確な時間ベースの画像を1日のうちに繰り返し捕捉します。

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WorldView-4などの複雑な衛星の開発と打ち上げには、複数の異なる企業の密接な協力が必要であり、WorldView-4の最初の計画は実際に約10年前に始まっています。

多くの異なるシステム・コンポーネントがシームレスに相互作用することにより、衛星を適切な時に適切な位置に適切な方向へ配置し、画像を正確に捕捉し、そのデータを処理するために地上局へ素早く正確に送信する必要があります。

これらすべてのシステムが重要な役割を果たしますが、画像サブシステムは実際に使用および分析される画像を捕捉するため、明らかに不可欠です。

 

DigitalGlobeは、WorldView-4だけでなく衛星群で使用される衛星の画像システムを設計および開発するために、遠隔センサの高度な画像ソリューションの開発に豊富な経験を持つHarris Corporationと契約しました。

Harrisは、これらシステムに組み込むためのCCDイメージセンサを必要とする場合、当社へ発注しています。

 

当社はこのような高度な画像システムの開発において、小さくとも重要な役割を果たしていることを誇りに思うとともに、今週末のWorldView-4の打ち上げが成功し、新しい衛星から最初の画像が届くことを楽しみにしています。

そしてこれらの衛星は、変化する私たちの惑星を監視し続けます。

オン・セミコンダクターの高度なイメージセンサが、そこで捕捉される画像に部分的にでも貢献していると感じられることは素晴らしいことです。

出典:『地球周回衛星からの画像』オン・セミコンダクター


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。