半導体出荷検査と小惑星発見の意外な相似点!Asteroid Zooで小惑星を見つけよう!
小惑星を探してみよう!
新しい小惑星を発見する方法ってご存知ですか?
夜空を望遠鏡で撮った写真の比較で探します! いつも同じところにある星と異なって小惑星は動きますから。
どの画像を使って探すのだろうか?
ZooniverseではCatalina Sky Survey’s Schmidt Telescopeによって撮影された夜空の一部(10.7分x10.7分に2.51秒/ピクセル)の4枚の画像、各画像の曝露は30秒で4つの画像の間に約10分を使います。(1)
ZooniverseのGalaxy ZooやAsteroid Zooは世界で一番知られている市民の科学プロジェクトです。このサイトでは世界中のみなさんが科学の研究に参加できます。
その画像を比較して光っている点【小惑星と星など】の中で動いているものがあるかどうかを探します。
写真に写っているたくさんの星の中から小惑星が動いているの見つけるのが結構困難です。
下記の4つの画像で小惑星を見つけられますか?
半導体の検査との相似点は?
半導体の検査には耐熱試験という検査項目があります。耐熱試験では製作したサンプルを450℃で焼きます。
そして、サンプルの耐熱試験後の状態と耐熱試験前の状態を比較し、異常が起こっていないかを確認します。
鏡面の基板で作製したサンプルでこの試験を行うときは膨れなどが発生するとすぐ分かるんですが、砂目面の基板を使用したサンプルになると金が乗っている表面が焼く前でも膨れだらけに見えます(膨れが全くないにしても)。
そのため、膨れが発生したかどうかを確認するのが難しいです。上記の小惑星探しと同じぐらいです。
そこで、小惑星を探すときと同様に耐熱試験前と後の写真を早く繰り返し再生します。そうすれば動いているもの(前はなかった物)に気付きやすくなります。
そうやって私は耐熱試験で膨れを探していたときに昔の小惑星探しを思い出しました。
天文学に興味ある方、天文学を分からなくても小惑星は見つかるよ! ぜひ皆様も小惑星探しをやってみましょう!