初めてのプレゼン

初めてのプレゼン

※2016年1月に書かれた記事です。

 

1/8〜1/28まで、「近畿大阪銀行ものづくり企業展」に出展しています。

初日の8日に出展各社が、自社ブースの前でプレゼンをすることになってます。

5分程度の短い時間なのですが、すごく緊張してしまいました。人数も当初30名弱くらいとのことでしたが、実際会場に行ってみると、50人は超えていたと思います。

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皆さん慣れている方がほとんどで、笑いを取ったりして、さすがでした。

私はと言いますと、一言目の「西尾鉄工所です」で声も振るえ、顔も真っ赤となってしまいました。しかし、なぜか途中からテンションが上がりすぎ、持ち時間をオーバーしてしまうほどでした。

内容は、汎用機の重要性や技術伝承の問題点など、日ごろブログやFacebookで書いていることです。後で、他の方に聞くと、何か怒りのような話し方になってしまっていたようです。

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皆さんのプレゼンが終わると、部屋を変えて「交流会」となり、そこにも参加しましたが、疲れてしまったのとプレゼンの反省とで、隅っこで休憩のような感じでした。

すると、何人もの方が、

 

「一番印象に残った」
「そこを言ってくれる方は誰もいない」
「あつく語るほうがいい」

 

などと、予想外に話しかけて頂き、少しほっとしました。

お話を聴いていると、汎用旋盤使える方が本当に少なくなってきているらしく、コーディネーターの方からは、講師の依頼の話も頂きました。

初めてのプレゼンで、反省するところが多かったですが、成果は大きかったと思っています。

 

私が思う一番の成果は、「自分に合う方(会社)とお付き合い(取引)させて貰うこと」だと再認識しました。

良い悪いではなく、自分と考え方や進む方向が合うです。

笑顔でスムーズにするプレゼンばかりではなく、私のような怒りの入った変わり者のプレゼンもありかな? とも思いました。

 

二つのブログのタイトルのように、“我流”で、わが道を行きます。

さて、どうなることでしょう……。

~基本を大切にした技術伝承~汎用旋盤職人養成


1963年大阪生まれ。西尾鉄工所代表。旋盤師、伝統技術継承者◎祖父の代から80年続く大阪八尾市の町工場の三代目。「職人道」を極めた先代のもとで、13才から弟子入りし、昔ながらの職人技を叩き込まれ、家業を一人前にこなした。工業高校卒業後、中堅工作機械メーカーに就職。工作機械(機械部品を産み出す母なる機械。マザーマシンとも呼ばれる)の構造を隈なく学び、23才で独立。最先端コンピュータで制御された「NC旋盤」に対し、職人の「技」と「勘」が頼りの「汎用旋盤」(職人の手で動かす旋盤)をこよなく愛し、現在に至るまで、その加工にこだわり続けてきた。数少ない伝統技術継承者の一人。◎若い世代の人材不足、技術伝承に危機感を持ち、2016年「汎用旋盤職人養成講座」をスタート。教材用に独自開発した「汎用フライス盤」は、設計、加工、組立・調整をすべてひとりでやり遂げ、自身の総合技術力の賜物となった。最近、営業下手な職人の殻を破り、SNSを駆使して「基礎の手技」の重要性を次世代へと訴える。また、異業種の職人を対象に、「いぶし銀の会」を立ち上げ、オリジナル製品の企画、開発など「未来の職人像」を探っている。コンピューター依存が加速する製造業の未来を受け入れつつも、「機械の前に人間ありき」と、代々受け継がれてきた職人の技と精神性の伝承に力を注いでいる。◎2014年「八尾市ものづくり達人懸賞」受賞、2015年日刊工業新聞「マイスターに聞く」掲載、「なにわの名工」受賞◎西尾鉄工所ホームページhttps://nishio-tekkousho.jimdo.com/ 西尾鉄工所技術伝承 https://nishio-tekkousyo.jimdo.com/