刃物手動送り機械の標準作業づくり|元トヨタマンの目

刃物手動送り機械の標準作業づくり|元トヨタマンの目

刃物手動送り機械の標準作業づくり_01
左が粗材、右が加工後(裏面も加工する)

刃物手動送り機械の標準作業づくり_02
加工の写真上記の部品は、この写真のような刃物を手動で送る機械で切削されている

刃物手動送り機械の標準作業づくり_03
この機械の監督者から、この部品の加工を新人に教える場合に彼の口から出る言葉や指示内容(安全のポイント・作業の急所・品質チェックのタイミングと内容等々)をすべてヒアリングして紙に落とした。
こちらは表の加工(1工程)の分。

刃物手動送り機械の標準作業づくり_04
こちらは裏の加工(2工程)の分。

刃物手動送り機械の標準作業づくり_05
時間は計る作業をビデオに撮って、上記の細部項目の時間を出す。

この例のように、数回計って妥当な平均値を出す。

これさえあれば、監督者が新人に教える際にバッチリ活用できる。

この点を、監督者が理解してくれて、今後すべての部品について、自分で項目を書いてくれることになった。

事務局の喬君は、それらの時間を計ることに専念する。

刃物手動送り機械の標準作業づくり_06 刃物手動送り機械の標準作業づくり_07 刃物手動送り機械の標準作業づくり_08

これはトヨタの標準作業のサンプル。

自動化が進んだラインでも、これだけのきちっとした標準作業票が必要なのだ。

ましてや、刃物手動送り機械の標準作業票などは、人の作業が極端に長いので、トヨタの数倍のものを準備しないと、よい品質など確保できるはずがない。


豊田生産コンサルティング株式会社代表取締役社長◎略歴 昭和30年(1955) 愛知県豊橋市生まれ 昭和53年(1978) 早稲田大学商学部卒業トヨタ自動車工業株式会社(現トヨタ自動車)入社 平成16年(2004) トヨタの基幹職チャレンジ・キャリヤ制度(他社への転出支援制度)によりトヨタを退職(退職時資格は課長級) オーエスジー株式会社オーエスジープロダクションシステム推進本部副本部長就任 消耗性工具(ドリル・タップ・エンドミル)専門メーカーで自動車関連以外の業種の現場改善活動に従事。 平成19年(2007) 豊田生産コンサルティング株式会社設立◎トヨタでの職歴(26年)人事部人事課海外関係人事 3年/財務部経理課輸出入経理、国内債権債務管理 3年/本社工場工務部原価グループ鍛造工場能率・製造予算管理、工場棚卸総括 3年/本社工場工務部生産管理室車体・塗装・組立工場生産管理 4年/米州事業部原価企画グループ北米事業体原価管理、北米生産車原価企画 3年/田原工場工務部原価グループ成形工場能率・製造予算管理、トヨタ生産方式部課長自主研 2年/田原工場工務部生産管理室エンジン・鋳物工場生産管理、トヨタ生産方式部課長自主研 8年◎本社部門(人事・財務・原価企画)9年、工場部門(本社工場・田原工場)17年と本社機能、工場機能のそれぞれを幅広く経験。特に工場では生産管理と原価管理という「石垣」づくりとトヨタ生産方式自主研メンバーとして「天守閣」づくりの両方に長年従事。