出来高制給与の問題点!!
岩間先生は、出来高制にすることで、個人ごとに給料計算される。
それはつまり毎日、毎時間、毎分単位で管理されていることにつながる。
TS管理では、KPI(業績指標評価)管理をすることが重要で、
この方法はまさにそうなっているというお考えです。
作業者の給料は、日給月給がよいか、出来高制がよいかは
意見が分かれるところだと思います。
ただ、うまく出来高制を運用しているB工場のような例も間違いなくあるということです。
やらないとお金にならない出来高制は、確かに中国向きと言えるかもしれません。
しかし、問題は品質をいかに担保できるかにかかっています。
出来高制の工場では、不良品も取り除くことなく流すことが起きます。
作業者の立場で考えれば当然そうします。
不良品ではお金にならないのですから、良品として流してしまえばいいのです。
作業者全体がこのような考えになるので、不良品を取り除けなくなります。
不良品を確実に取り除くことが出来る体制であれば、
出来高制はとても有効なものとなると思います。
中国工場の作業者の給料は、出来高制がよいのか、日給月給がよいのか、
わたしの考え・意見は別の機会にお伝えしたいと思います。
出典:出来高制給与の問題点!!