先週末からラオスから安居入りとなりました。
※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。
先週の27日にラオスでは安居(あんご)入りとなりました。
この安居入りは、ラオス語ではカオパンサーと呼ばれます。
国民の多数が仏教徒であるラオスでは、この日を境に結婚式のパーティなどを控えたり、お酒を飲むのをやめたりします。
そんな意味で、ラオス人の生活に変化が起きるのが、この安居入りです。
※お酒を飲むのを控えるという人もいますが、なぜかこの安居期間中に、ボートレースが行われる県などがあり、ここでは盛大にお酒が飲まれます。
これもラオスらしさです。
また、お坊さんにとっては、この安居(あんご)入は、厳しい修行期間の始まりとなり、お寺にこもって修行するそうです。
そんなこともあり、この安居入り日には、朝から大勢のラオス人の人々がお寺に托鉢にいきます。
行政機関は休みの日ではありませんが、午前中に行ってもほとんど人がいません(そもそもこの日に書類等を提出にいくようなラオス人もいません)。
多くの民間企業でも、始業時間を遅くしています。
CBC Laoでも、午前中はおやすみでした。
カオパンサーの托鉢については、去年のブログに詳しく書いたので、興味のあるかたは去年のブログを御覧ください。
【参考】カオパンサーはお寺に行くので、縫製工場はお休みです。
また、今、仕事が多く残業がある日が続いていますが、このカオパンサーの前日は、職員の多くがお寺に行ってお坊さんにお渡しするろうそくやお菓子などを買いに行ったり、カオトンと呼ばれるバナナで来るんだお菓子を作るので、残業はなしになります。
特にカオトンは、市場でも売っていますが、自分で作ってお寺にもっていく人が多いです。
ちなみにカオトンというのは、こういうものです。
職員が作っていました。
ココナッツや米粉などを混ぜたものを、バナナを葉で包んでいきます。
それを蒸して完成です。
完成すると中身はこんな感じです。ラオス人であれば、皆が作れるそうです。
托鉢のときの必須アイテムです。
最後のなりましたが、今年の安居の期間は、陰暦の8月の満月の日(西暦の7月27日)から、陰暦の11月の満月の日(西暦の10月24日)までになります。