元に戻らない現場改善:継続が最も大きな力になります
あなた一人で、手抜きでできる「元に戻らない現場改善」
継続が最も大きな力になります
現場改善は、継続が最も大きな力になります。
これは、一人で進める場合も、プロジェクトでも同じです。どのように、継続すれば良いのでしょうか?
プロジェクトの場合、困ったことは、経営TOPの心変わりです。
大体、プロジェクトで行う場合、成果が見えるようになるまでに、最低でも1年はかかります。
その期間を、待てない経営TOPが多いのです。そういう経営TOPは、半年ごとに新しい内容のプロジェクトを推進しようとします。
現場改善、つまり、IE改善ですが、これがダメなら、QC、また、TPM、ISOという感じです。
実施するのは同じメンバーですから、推進事務局は本当に疲れてしまいます。
しかし、メーカーであればモノをつくることは変わりません。
プロジェクト名が変わっても、あなたは「あなた流の現場改善」を、進めていくのが良いのです。あれこれはじめるのではなく、継続することが重要なのです。
ところで、人はどんな時に力が出るのでしょうか?
私は、海外7か国で現場改善をサポートしましたが、グローバルで同じだと感じました。
それは、自分のやっていることが認められることです。認められると、強い推進力になります。
認められるというのは、「上司がほめる」「経営TOPにほめられる」ということです。最も嬉しいのは、「お客様にほめられる」ということです。
お客様が、「最近、キレイになったね」と変化を認めてくださると、本当に嬉しいものです。もっと、現場改善を進めようと思います。
でも、ほめない上司が多くなっているような気がします。また、反対に、やみくもにほめても、伝わって来ません。
過去の状態を知った上で、どのように変化しているかを把握できないと、ほめることはできないからです。
現場の状態を見ることのできない人には、現場改善をほめることは難しいのです。
ぜひ経営TOP、上司の皆さんも、現場の状態を正確に把握して、ほめてあげて欲しいのです。
楽々改善舎でも、改善のレベルを評価する方法を、今後検討していく予定です。
現場でほめてもらえない人は、楽々改善舎で評価を行い、優れた改善には「スゴイ」と評価したいと考えています。
改善には失敗がありません。上手くいかないだけです。上手くいかなければ元に戻し、さらに良い改善案を考えれば良いのです。
色々と考え苦労して、上手くいった改善は、実にすがすがしいものです。必ず上手くいく方法があります。
改善を進めれば、どんどん楽になり、楽しくなってきます。
改善のモチベーションを持ち続け、現場改善を長く進めて欲しいと願っています。
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