会計書類の保存期間は10年間です | ラオス縫製工場の日常

会計書類の保存期間は10年間です | ラオス縫製工場の日常

※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。

 

去年末に、会計書類と貿易関係の書類の整理を行いました。

書類は、毎日きちんと整理しているようでも、少しずつ量が増えてくると。。。ということで、少し時間があったので、ファイルの書類をチェックして、古くなったものヒモで縛って、ダンボールにまとめてしまったりしました。

今回は、同じ大きさのダンボールがいくつもあったので、古いダンボールから新しいダンボールに詰め替えたりと、ちょっとした大掃除になりました。

 

会計士さんによると、ラオスの書類保存期間は、原則として、領収書・給与などの会計書類、輸出入の書類、税金の書類など10年となっています(ラオスの会計法第8章41条によります)。

ただし10年経っても保存しておくべき書類があるので注意が必要です。しかも、会計士さんに寄ると、特に法律の規定はないらしいので、気をつけなければなりません。

 

1.ミシンや検針機など輸入したときの領収書などの書類
CBC Laoは、100%輸出企業なので、ミシンなどを輸入するときに関税などを免除されているからです。

壊れたりして使えなくなったときにも、勝手に処分することはできず、政府の役人に伝えてから捨てることが必要になります。また、海外に修理にだすときにも、輸入時の書類が必要になります。

 

2.会社の法人税と職員の所得税に関わる書類
会計士さんによると、財務省などの調査のときにあると役に立つそうです。

 

3.工場ができたときに購入した機器や設備のリスト
各年ごとの書類をダンボールにいれていて、10年経ったら、そのダンボールごと処分することができるようにしてあります。しばらくしたら、2006年の会計書類等を処分する予定です。。

 

裁断場の男性陣が、新たに棚を作ってくれたので、会計書類・貿易生類などを保管しておくのに使わせてもらっています。

スチールラックも、鉄の足も必要な長さに切って、あっという間に完成です。みんな、とても器用です☆

海外の縫製工場で働いていると、縫製のことはもちろんのこと、貿易の知識、法律の知識も必要になってきます。学ばなければならないことがいっぱいです。

 

出典:海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。