仕掛品棚のカイゼン〈機械工具屋さんの3S活動奮闘記〉
(株)鬼柳の葛西です。
当社では入荷してから出荷するまでに時間差が発生してしまう商品が多くあります。
理由は、リストで受注した商品や納期指定がある物など色々なのですが……社内では、そういった商品を総称して「仕掛品」と定義しております。
この「仕掛品」と呼ばれている品物が厄介な問題を抱えていて一時的に仮置きをするスペースは設けているのですがスポット物件などのリスト品が
カチ合ってしまうと、倉庫内の仕掛品置き場がオーバーフロー状態になってしまい「地下置き」が常態化していました。
こんな感じ……
空いているスペースが全く無いわけではないのですが、特定ユーザー専用の仕掛品置き場になっているため他のユーザーは使わないような暗黙のルールになっていました。
棚板に標識を付けて、どのユーザーの誰の品物なのか分れば空いている時は別なユーザーの仕掛品置き場にしても良いのでは?
マグネットで取り外しのできる標識を作りました。
簡単に取り外しできるのでユーザーの受注状況に応じてフレキシブルにスペースの活用ができるようになったと思います。
棚に標識が付いて「見える化」することによって、どこ向けの仕掛品なのか一目瞭然ですし誤納入とか紛失などのトラブルも減少するのでは? と付帯効果も期待しております。
「見える化」をして、使っていない時は使いたい人とスペースをシェアすることによって前より「地下置き」も少なくなったと思います。
あらためて「表示」「標識」の大切さを知ったカイゼンでした。