今年度の私の仕事

今年度の私の仕事

先回お話ししたもう一つの仕事についてお話します。

私はこれまでコンサルタントとしてたくさんの製造業の改善をお手伝いして参りました。その過程で本当にたくさんの素晴らしい方々と出会い、そして素晴らしい改善がいくつも実行されるのを経験して参りました。この改善を別のクライアントがやっているあの改善と合わせて一緒に検討したらすごいことができるだろうな…とか、この会社のプロジェクトにあの方をご紹介したいな…とかしばしば思ったことがあります。その結果、一部の構想は実現しましたが大半は考えだけで終わりました。
しかし現在の日本の製造業、特に中小の製造業が置かれた状況には非常に厳しいものがあります。これまでは自分たちの力で何とかするのが中心でしたが、これからはオープンエンジニアリングの時代で縦横の連携の必要性が叫ばれています。しかしそのような経験がほとんど無い日本の製造業に突然それを始めようと言っても難しいことも多いのです。
そこでこの度、一般社団法人日本カイゼンプロジェクトとう団体を発足しました。この組織に参加していただき、その中で共通の課題を解決するプロジェクトを立ち上げみんなで研究したり実験したりしながら相乗効果を生む、そしてウィンウィンの結果になる活動を展開いたします。

ご興味をお持ちの方はご連絡下さい。資料を郵送いたします。

改善通信

◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。