今年一年を振り返って
※2016年12月31日に書かれた記事です。
早いものでもう一年経ってしまいました。
振り返ってみると電子書籍を出版したことが一番印象に残っています。
その内容は、技術伝承に対しての私の思いを書きました。私が下書きをし、妻が清書し出版しました。
妻は私より文章が上手でそのうえ製造業の専門知識がないので、一般の方向けの文章になり、職人さん以外の方にも解りやすかったと思っています。
この部分が技術伝承の一つの問題解決の鍵となると思います。担当者の方は職人さんではない場合がほとんどですから。
加工の方では、NC旋盤では加工し辛い品物がいっそうはっきり区別されてきたように思います。
- 形状的には、チャッキングした時、チャックから後ろに長く出る品物
- 加工精度的には、規格に合った加工ではうまく組み立て出来ない品物
といったところです。これらはちょっとした工夫や総合的技術力が必要です。一言で言えば、「昔の職人の技術」となると思います。
あまりにも規格が重要視されすぎて、技術が軽視されてるのではないでしょうか。
標準化のマイナス面だと思います。
いつもながら、この一年も私の考えを素直に書いて来ました。いろいろな考えがあり、また、いろいろな立場があると思います。
人それぞれで良いと思っています。逆に統一することの方が良くないと思っています。
今年一年お読みくださりありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。