今、改善が必要な理由

今、改善が必要な理由

東京オリンピックまであと4年を切りました。

これからオリンピックの開催に向かって日本ではいろいろな準備が行われます。

すなわち東京中心ではありますが、短期間に大きなお金が投入され日本中にお金が回るのでその間、日本の景気は維持されると思います。

 

しかし、その間に日本の人口は今より更に減少しているので、オリンピックとパラリンピックの終了後、突然にマーケットの縮小や労働人口の減少の影響が顕在化すると予想しています。

ですから景気が維持されるこの4年の間に、改善を実行してモノの作り方や設計の仕方、在庫の持ち方、商品の売り方などすべてを劇的に変えていく必要があります。

明日雨が降るとわかっていたら傘を用意するのと同じノリで4年後に大きな変化が起きるとわかっていたら今のうちにその準備をするということです。

 

ところが私の身の回りにある工場ではすでに忙しくなっていて、改善する時間がない! という(嬉しい?)悲鳴を上げているところも多いのです。

しかしコンサルタントの私になぜ改善ができないかを説明しても何の意味もありません。4年後は必ず来るのですから。

できない理由をいうのはやめましょう。やる方法を考えましょう。

 

具体的な方法は次回より。
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◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。