中国工場の加工工程での会議|元トヨタマンの目
加工工程でK君が調査した内容を説明している。
現場の課長が熱心に聞いてくれた。
やはり汗を流したものは迫力がある。
「なんでこんなに段取替え時間がかかっているんだ?」
「外段取りでやらなければだめだ」
「段取替えの専任化も検討しなければいけない」
「作業者が刃具研磨をしていると、その間、機械を遊ばせてしまっている」
「これも刃具研磨の専任化が必要だ」
「この調査をした対象者は間違ったやり方をしている」
「初心者と熟練者のそれぞれについて調査してその差がみたい」
このような検討を今までやらずに来てしまった。
品質向上や原価低減はこのような地道な活動を通してでなければ達成できない。
したがって、今後すべての部品についてこのような議論をしていかなければならない。
大変だが、これが仕事なのだ。
今後、工場の事務スタッフーにも協力してもらって、1つ1つ計測調査していかなければならない。