2019/8/22 ものづくりニュース
中国企業・経営者の意向を確認する!!（まとめ）
ここところ中国企業との取引をするにあたって、トップの考え方や意向を確認することの是非について書いています。
先に、実際に中国企業で品質管理業務をされている読者の方から、トップの意向は重要だというコメントを紹介しました。
次に、トップの意向を確認しようにも本当のトップが誰かわからないことも多く、難しいとのコメントを紹介しました。
前回は、トップではなく現場の確認が重要だとの視点から10月3日の中国調達セミナーの講師である岩城先生のコメントをご紹介しました。
現場の確認が重要というのは、
「トップと会っても本当の考え方などはわからない、確認できないことがある。だからこそ現場がどのように動いているかを確認することが重要。」
という視点に立ってのものです。
そういうことがあるのは、事実だと思います。
それでも相手先工場の現場とその管理状況を確認してからトップに会うとよいでしょう。
現場確認に基づいた改善のための依頼をトップにぶつけてみるのです。
その時にそれに取組む約束をしてくれるか、部下に指示を出してくれるかでそのトップの姿勢が判断できることもありました。
もちろんそこでも美辞麗句を並べられる可能性はありますが、意外とわかるものです。
いろいろな視点から、さまざまなご意見をいただいたことに感謝しています。
中国ではそれぞれの人が置かれている状況や環境が異なります。
多様な考え方や方法があってしかるべきですし、置かれた状況でベストと思う方法でやることが大事なことです。
