中国人と通訳なし英語で仕事、アンケート結果発表!

中国人と通訳なし英語で仕事、アンケート結果発表!

前々回、中国の生産委託先工場で日本語の通訳がいないため、中国人スタッフとは英語でやり取りをしている例を紹介した。メルマガではそれに関するアンケートを実施した。

今回は、そのアンケート結果をお知らせします。

 

多少の行き違いは出るが可能だ         10票 (34%)
コミュニケーションは可能だが仕事の話は無理だ  5票 (17%)
不可能。お互い通じていると思いこんでいるだけ 11票 (34%)
無理だけど、そういう状況ならやるしかない    4票 (14%)

 

回答された方の1/3が中国人とでも英語で可能としています。実際に中国で英語を使って仕事を進めた経験のある方もある一定の割合でいるということがわかりました。

あとで紹介するコメントにもあるように、双方の英語のレベルが一定レベルに達していることが条件となるのでしょう。実際わたしも駐在中に英語ができる女性が入社してきたことがありました。

彼女の英語は問題なく欧米の調達先を担当してもらいました。ところが、わたしを含めた日本人駐在員の英語力がダメで、彼女とは通訳を介してやり取りをしていました。そして彼女は1年足らずで会社を辞めました。その理由は、この会社では英語ではなく日本語ができないと将来上にはいけないと考えたからと言っていました。

 

そして2/3の方は英語では難しい、無理と回答しています。あとのコメントにも出てきますが、日本語の通訳を入れてもこちらが日本語で話せているので伝わったと思いこんでいるだけという厳しい意見もありました。

4人の方は「無理だけど、そういう状況ならやるしかない」に票を投じていただきました。これを見ると、その方々の置かれた状況や苦労がパッと目に浮かんできてしまいます。

次回は、読者の方からいただいたコメントを紹介します。

出典:中国工場での品質管理・品質改善


KPIマネジメント代表・チーフコンサルタント◎電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。現地においては、購入部材の品質管理責任者として購入部材仕入先品質指導及び品質改善指導。延べ100社に及ぶ仕入先工場の品質改善指導に奔走 ◎東京都/千葉県商工会連合会専門エキスパート(品質管理、製造業指導) GCS認定コーチ◎日本生産性本部経営アカデミー講師 名古屋外国語大学非常勤講師 セミナー/企業研修講師多数◎中国工場コンサルティング実績 日系中国工場品質改善及び管理体制の見直し(広東省)、中国企業品質管理体制の構築(福建省1社)、中国企業労務人事管理監査対応指導(パートナーコンサルタントと共同で実施:広東省1社)、米国D社の労務人事監査指摘事項への対応を指導、中国工場品質管理体制の構築(広東、大連など2社)、中国工場運営管理支援(広東1社)、外観検査の精度向上指導(広東1社)、中国生産委託先工場監査代行(広東1社) 国内工場管理の見直し及び製品コストダウン、外灯製造会社の5S指導、金属加工会社の品質管理・改善、生産性向上指導(1社)、金属加工会社の組織再構築、経営改革指導(1社)、板金塗装会社の5S指導(1社)、環境関連企業の新工場立ち上げ支援(1社)◎製造業向け社員研修実績 中国人管理者教育(広東、大連、厦門など3社)、コーチング研修(2社)、来日した中国企業スタッフ研修、中国赴任前研修(パソナ様)、若手社員向け中国工場の問題点と対処法(和歌山県工業技術センター様)、中国工場品質管理講座&異文化コミュニケーション(富士通テレコムネットワークス様)、仕入先様品質管理勉強会 テーマ:中国工場での品質管理の進め方(株式会社オートバックスセブン様)、中国への生産委託に伴う工程/品質管理のポイント(N社様、I社様) ◎著書 こうすれば失敗しない!中国工場の品質改善<虎の巻>(日刊工業新聞社)、雑誌「標準化と品質管理」2012年8月号特集記事執筆(日本規格協会)、外観検査の不良見逃し・ばらつき低減(技術情報協会・共同執筆)、通信教育講座「外観目視検査の進め方と留意点」担当講師(テキスト執筆、添削指導) ◎KPIマネジメント http://www.prestoimprove.com/index.html ブログ「中国工場での品質管理・品質改善」https://ameblo.jp/prestoimprove/