2018/10/11 ものづくりニュース
中国の経営者の日本工場を見る目｜元トヨタマンの目
中国湖南省の私がコンサルティングをしている会社の副社長が、日本企業の工場（トヨタ系自動車メーカー）を見学した。
非常に感銘を受けたそうで、写真と感想を書いて工場の各建屋に掲示していた。
中国の経営者がどのような目で日本のトップ企業を見ているか非常に参考になると思う。
「日本のリーン生産現場」と「日本の作業者の職業精神」の展示
部品がすべて整然と揃って置いてあり、すべての掲示が非常に見やすい。
部品棚は組立式で、タイヤがついていて移動可能になっている。
部品の台車が地面の表示と一致させて、きちんと揃えて置いてある。
また台車の上の部品には表示がきちんとされている。
工場内の部品の特性に合せた適切な運搬方法を考案して人間の運搬の浪費を減少させている。
非常に古い設備の作業台だが、その表面が徹底的に補修されてピカピカの状態だった。
見よ！白い布で拭いてもまったく汚れない。
非常に取り出しやすい治工具の収納箱（写真左下）
定位置表示①
モジュールを利用して、丁寧に輪郭を描いている。
定位置表示②
見よ！作業者が輪郭の中に丁寧にペンキで色を塗っている。
生産現場が保存している数量と掲示の数量が一致していた。
この箱の中にはホコリもなかった。
