中国の特許事務所CHOFNに来所いただきました

中国の特許事務所CHOFNに来所いただきました

中国最大の特許事務所 CHOFN の弁理士がコスモス特許事務所(発明plus運営)に来所いただきました。

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先日は私が中国の特許事務所を訪問したお話をしましたが、中国の特許事務所の方に訪問いただく機会も多くあります。

特許事務所 CHOFN には1,500名の従業員が在籍し、商標登録出願では年間10万件を取り扱っているそうです。

日本の1年間の商標登録出願数は13万件ほどですので、日本全体に匹敵するほどの商標登録出願を1つの特許事務所で行っているという驚くべき規模です。

なお、中国の商標登録出願は年間100万件ほどですので、CHOFN は商標登録出願について1/10のシェアを持っているようです。

 

関心を持ったのは、特許事務所 CHOFN では中国国内での特許・商標の流通を手掛けているということです。

知的財産は売買可能な財産ですが、従来は権利保有者同士の交渉によって売買されることが一般的でした。

それを「流通」という形で利活用を活発化させることに取り組んでおられます。

 

発明plusでも特許・商標の流通に力を入れていく計画をしています。

CHOFN と協力して、日中間の知的財産の流通にも進出することも考えていきたいと思います。

 

情報交換のあとは京料理を食べにお誘いし、さらに情報交換を深めることができました。

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弁理士。コスモス国際特許商標事務所パートナー。名古屋工業大学非常勤講師。1980年愛知県生まれ。名古屋工業大学大学院修了。知的財産権の取得業務だけでなく知的財産権を活用した製品作りの商品開発コンサルタントを行う。知財マッチングを展開し、ものづくり企業の地方創世の救世主として活躍している。著書に『社長、その商品名、危なすぎます!』(日本経済新聞出版社)、『理系のための特許法』(中央経済社)等がある。 特許・商標の活用を応援するWEBマガジン「発明plus Web」( https://hatsumei-plus.jp/ )を運営している。