中国の改善スピードには見習うべき点が多かった。

中国の改善スピードには見習うべき点が多かった。

※この記事は2017年5月25日に執筆されたものです

先回、上海に一年ぶりに行ってその変化の速さとレベルに驚かされたとお話ししました。

 

実はその一週間後、再び中国からの驚きの出来事がありました。

 

5年前に私が日本経営合理化協会出版局から出した『儲かるメーカー改善の急所101項』という本があるのですが、それの中国版が完成して送られてきたのです。

もちろん先方の東方出版社とは契約をしていたのですから驚く必要はないのですが、ずいぶん前のことであったので忘れてしまっていました。

私が勝手に驚いたということです^ ^;

私の本が中国で出版されている。

中国はライバルである日本の知識をどん欲に吸収し、それを独自に進化させている。

その姿勢は見習いたいものです。

 

いや、見習わなければ完全に追い越され、そして置いて行かれるでしょう。

 

私も気合を入れ直します。

一緒に日本の改善パワーを世界に見せつけましょう!

 

あ、せっかくなので少々宣伝を(笑)

この本は作業改善から経営改善までを順番に101項目にわたって短い言葉で解説したもので、製造業に従事するすべての方が自分の仕事レベルを上げることと、改善を通じて会社を良くして自分の人生を豊かにするための全体最適の情報共有を図ることを目的にして書きました。

いつでも使えるように作業服のポケットに入るサイズにして、丈夫な表紙と紙でできている実用書です。

柿内_執筆本
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日本経営合理化協会より絶賛発売中です。どうぞご宜しくお願いします^^

柿内_中国_001

◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。