三菱電機、シンガポールメーカーへ出資 サーボシステム事業拡大
三菱電機は、リニアステージなどを製造するシンガポールのFA機器メーカー、アクリビス・システムズ社に出資する。海外でのFA事業の製品力とソリューション提案力の強化を図るもので、今後、サーボシステムをはじめとした三菱電機のFA製品と組み合わせて、多様化する製造現場のニーズに応え、グローバル市場でのサーボシステム事業の拡大を図るとしている。
近年、半導体やディスプレイ、リチウムイオン電池などの生産設備は、より高速・高精度化が求められており、特に海外市場はリニアステージの需要が拡大している。
同社は次世代の産業用オープンネットワーク「CC-Link IE TSN」に対応した汎用ACサーボ「MELSERVO-J5シリーズ」をはじめとする幅広いサーボシステムの製品群を有しており、今後、海外市場で高いシェアを持つアクリビス・システムズ社のリニアステージとサーボシステムなどのFA製品を組み合わせ、FAトータルソリューションの提案を強化していく。
▲三菱電機のサーボシステム(左)とアクリビス・システムズ社のリニアステージ
出典:三菱電機「シンガポールAkribis Systems Pte Ltdへの出資のお知らせ」