ヴァイサラ社、約100メートルの電波性能 「VaiNet RFL100 ワイヤレス CO2 データロガー」を発売
1. 概要
ヴァイサラ社はこの度独自のVaiNet無線技術を使用し障害物の多い屋内環境でも約100メートル(条件により通信距離は変動します)の電波性能を有する「VaiNet RFL100 ワイヤレス CO2 データロガー」を発売しました。「VaiNet RFL100 ワイヤレス CO2 データロガー」は従来の二酸化炭素計測プローブGMP251とワイヤレスデータロガーRFL100の組み合わせによる構成を、より使いやすくするため統合させた製品です。
その他RFL100データロガーは複数の計測プローブ(二酸化炭素パーセント、温度、湿度)に対応しています。
「VaiNet RFL100 ワイヤレス CO2 データロガー」は細胞工学、細胞治療、遺伝子治療、ワクチン研究、生殖技術など広い範囲で使われるインキュベータ内のモニタリングとして二酸化炭素計測をシンプルに運用できます。
2. 特徴
2.1 高いパフォーマンスを備えた性能と機能
二酸化炭素計測機器の設置には、従来かなりのスペースが必要とされ、関連コストも大きかったとされていますが、「VaiNet RFL100 ワイヤレス CO2 データロガー」の構成ではるかにシンプルなワイヤレス設定の設置が可能となります。また、広い動作温度範囲と高い精度が特徴のGMP251 プローブを接続したRFL100 データロガーでは、viewLinc モニタリングシステムでプローブの校正情報が記録されます。
RFL100 データロガーでは、ヴァイサラの環境モニタリングシステムのソフトウェアである viewLinc を使用して安全に通信することができます。
また、ヴァイサラ独自のVaiNet無線通信技術により障害物の多い屋内で信号増幅器や中継器、メッシュ型ネットワーク機器なしで安定した長距離ワイヤレス通信が実現できます。
2.2 システムソフトウェアviewLinc
システムソフトウェアviewLincをを使用することにより安全な通信が可能となっています。またviewLincはアラーム通知、リアルタイムトレンドデータ、GxPなどのレポート機能をサポートしています。これにより適正規範(GxP)規制の法令遵守の役割を果たしています。計測された二酸化炭素値はRFL100データロガーに記録、プローブの構成情報はviewLincソフトウェアで確認可能です。