ロボセンス、センサー融合で多用途に対応するAI搭載ロボットビジョンプラットフォーム「AC1」を発表
この記事の内容をまとめると…
- ロボセンスがアクティブカメラシリーズ第1弾「AC1」と「AI-Readyエコシステム」を発表
- AC1は、LiDAR、カメラ、IMUという3つの主要センサーの時空間融合を先駆けて実現した革新的な製品
- AI-Readyエコシステムにより、AC1は深度、色彩、動作姿勢の情報融合を必要とする多様な用途に対応できるよう設計
ロボセンスが、AI搭載のロボットビジョンプラットフォーム「AC1」と、開発支援のための「AI-Readyエコシステム」を発表した。時空間でのセンサーデータ融合により、認識精度や開発効率の向上が期待されている。
AC1詳細
AC1は120°×60°の融合認識FOV、最大70 mの検出距離(低反射物体は20 m)、3 cm@1シグマの測距精度を備える同デバイスは、障害物回避、マッピング、自己位置推定といったロボットのあらゆるニーズを単体で満たすことができる。これにより、開発者は複数センサーの積層、キャリブレーション、データの不整合といった課題に煩わされることなく、コア機能の開発に専念することが可能となる。
また、同時発表されたAI-Readyエコシステムは、開発者向けに基本的なソフトウェアツールやオープンソースのアルゴリズムを提供しており、なかでもオールインワン型ツールキット「AC Studio」によって、重複した開発作業が不要となる。
オープンソースのSDKには、ドライバー、データ取得、融合アルゴリズムを網羅したツール一式が含まれており、併せて提供されるアルゴリズムライブラリは、SLAM、セマンティックセグメンテーション、3Dガウス・スプラッティングといった先進技術をサポートし、主流のAIコンピューティングプラットフォーム向けに最適化されている。
どのように活用する?
AC1は、深度、色彩、動作姿勢の情報融合に対応しており、ヒューマノイドロボット、ドローン、デジタルツイン環境、3Dスキャニング、環境モニタリング、大量物資の追跡など多用途に対応する。さらに、自動運転や産業用・家庭用ロボットなど多様な分野での展開も可能である。