ラオス正月にはロケット祭りもあります !! |ラオス縫製工場の日常
※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。
前回は縫製工場のラオス正月前のパーティについて紹介しましたが、今回のブログは、ビエンチャン県における正月の過ごし方をお伝えます。ビエンチャン県は、首都のビエンチャン特別市のすぐ北にある県で、職員の中にもこの県出身の職員がいます。
※CBC Laoの正月のパーティの様子は次のブログに書いています。
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00081.html
このラオス正月の時期には、それぞれの地方で、地方独特の行事があるところもあります。有名なところでは、ルアンパバーンのミス・ルアンパバーンによる行列があります。その他にも、ここ最近は、首都ビエンチャン特別市のサンドアートなども有名になってきています。そして、首都ビエンチャン特別市の北に位置するビエンチャン県では、毎年、ロケット祭りが開催されています。そして、このロケット祭りは、ビエンチャン出身職員のイチオシのお祭りです!!
※もっともこのロケット祭りはラオス正月のときにだけ行われるのではなく、ビエンチャン県内の多くの村で、4月から5月にかけて多くの村で雨季に入る前に雨乞いのために行われます。いろいろな村で行われるのですが、口コミで広がっていくので、どこでこのロケット祭りがあるのかなかなか情報が入りにくかったりします。
このロケット祭りは、ロケットを打ち上げるだけのお祭りではなく、ステージがあってそこでバンドの演奏があって、みんなで踊って、そして飲み食いをしてという一度にいろいろなことを楽しめる大きなお祭りです。
ロケット祭り会場の全景はこんな感じです。3つのロケット発射用の櫓があります。小さいものから大きいものまで、サイズごとに櫓があります。
そして、このロケットはステージのある会場を練り歩きながら、運ばれてきたりします。
少しずつ櫓の方へ向かっていきます。
ロケットを設置します。
発射です。けっこうな轟音とともに発射されます。
思ったより高いところまで飛んでいました。
ステージはこんな感じです。この日は、男性と女性の歌手が1人ずつ来ていました。それに、ときどき普通の歌唱力に自信のある村人がステージにあがってうたったりします。そして、この村人の歌がけっこううまかったりします。
その周りでこんな感じでみんながダンスをしています。
ロケットの作る各グループごとに同じTシャツで揃えたりしています。
また、このロケット祭りは、雨乞いの他に子孫繁栄のためのお祭りでもあるので、下のようなものを持った女性が会場中を歩いていたります。
そして、このお祭りに来た人の子孫繁栄のために絡んでいます(?)。
もちろん屋台などのお店もあります。下の店ではインドのクレープみたいなお菓子を焼いて売っています。
ベトナム人の女性はスルメを売っていました。メコン川沿いやお祭りでは、よくベトナム人の女性がスルメを売っています。スルメと一緒に売っている卵は、孵化しかけ卵のゆで卵です。
風船もあります。どこの国の子どもも風船が大好きですね。
こんな感じで、このロケット祭りに来た人々は、ロケットの打ち上げを少し見て、その後、ロケットの打ち上げ音を聞きながら、ステージを見て、踊って、飲んで食べてとこのお祭りを楽しみます。
最後になりましたが、ラオス人の大半は仏教徒です。お酒を飲んで、水をかけあって過ごすという過ごし方も一つですが、他方で大晦日の前日にお寺に行ってお坊さんにお水をかけて(今年でいうと4月14日)、大晦日の日にバーシーという土着の儀式をして(今年でいうと4月15日)、元旦に再びお寺にお参りにいく(今年でいうと4月16日)という過ごし方もしている人々もたくさんいます。日本で言うと除夜の鐘をつきにお寺に行って、初詣に神社に行く感じでしょうか……。
ラオスで正月を過ごすといっても、楽しみ方はいろいろです☆