ラオスの縫製業は新しい投資家の呼び込みに失敗 | ラオス縫製工場の日常
※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。
ラオスの縫製に関する記事として、政府系英字新聞のヴィエンチャンタイムズの「ラオスの縫製業は新しい投資家の呼び込みに失敗」という記事をインターネット上で見つけたので紹介します。
※ラオスのJ&C社のホームページでは、ラオスの気になるニュースをまとめて紹介してくれています。
この記事によれば、ラオスは、縫製工場の労働力が不足していることで、ラオスの縫製業への投資の呼び込みに失敗しているとのことです。
ラオスは、本州と同じ広さの国に、600万人強の人々が住んでいるという国なので、海外の大きな縫製工場求める500人、1000人、3000人といった職員を集めるのは本当に大変だと思います。
CBCLaoは、100人程度の海外の縫製工場としては、小規模な工場なので、主に近隣の既婚の女性に働きにきてもらうことでなんとかなっています。
しかしこれ以上の規模になると、縫製工場に職員用の寮を作る必要が出てきて、地方出身者を積極的に働きに来てもらう必要があることが多いようです。
近隣に住んでいる人だけでなく、地方出身者をも含めて職員を探すのは大変なことのようです。
また多くの人は、ブルーカラーの仕事を敬遠し、ホワイトカラーの仕事を探しています。
大学卒業者の中には、仕事を見つけられない人がたくさんいる一方で、縫製工場などの工場や建築現場などは常に人手不足です。
日本のように「職人」みたいな意識があれば良いのですが、なかなか社会的な環境からしても難しいのが現状です。
それでもCBCLaoは、縫製が好きだという主に既婚の女性の方が、5年、10年年と長く働いてくれています(小ロット、多品種で、しかも綺麗に丁寧に縫うことを常に求められるのが逆に良いの化かもしれません)。
何はともあれ、CBCLaoは、ラオスの発展に、縫製業を通して貢献していきます。手作業がほとんどの縫製業にとって、職員の質はもっとも大切なことです。
一人ひとりの職員が、技術の向上を目指しつつ、気持ちよく働くことができ、なおかつできるだけ長く働く環境を作っていきます!!
次からが、「ラオスの縫製業は新しい投資家の呼び込みに失敗」の記事になります。
参考URL
http://jclao.com/lao-garment-industry-fails-attract-new-investors/
<日本語訳>
「ラオスの縫製業は新しい投資家の呼び込みに失敗」
縫製セクションの政府の担当者によると、縫製工場で働く職員を探すのに四苦八苦しているように、ラオスにおける縫製工場の建築はほんの僅かにしか続いていません。
ラオス縫製協会の副会長のラスポーン・サイバンデット博士によると、縫製工場の建築は、前年同様に、今年もゆっくりしたペースになると予想されるとのことです。
ラスポーン博士は、去年は、たった2つの縫製工場だけが縫製協会に登録をしたとも言っています。
博士は続けて説明します。ラオスの縫製業は、毎年、3万5千から4万人以上の職員を必要としています。しかし、縫製工場には、主に首都ヴィエンチャン特別市とサワンナケートにあるのですが、2万8千人から3万人しかいません。
他方で、新しい縫製工場は、ヨーロッパ連合(EU)への増加している輸出を活用するための計画を立ててもいます。しかし、投資家は、依然、労働力の不足を念頭にいれなければなりません。
働いてもすぐに辞めてしまう職員がいるこもよく知られていて、これも縫製業が直面している問題です。
ラスポーン博士は、このことが近年新しい工場への投資を呼び込むこもうとするときに困難に直面する理由だと考えています。
しかし、政府の担当者は、縫製協会が、それぞれの県で、地元の人々が工場で働くことのメリットを伝えるために、関係する地方政府の機関と協働していることを指摘していました。
2015年の縫製協会の報告書によれば、おもにビエンチャン特別市とその周辺で98の縫製工場があり、そのうち12の工場はラオス資本です。
日本は、28%を占める縫製業における大きな投資国でした。日本に続くのはタイで、22%です。
2016年から2020年までの政府の第8期社会経済計画によると、ラオスにおける労働力は、経済発展を支えるために、今度5年間で610,00人に増加します。
労働力は2015年の380万人から、2020年には441万に増えることが予想されています。
最近、商工業省は、2016年の衣類の輸出額が1億5100万ドルから、1億2700万ドルに減少したと報告しています。
今年、ラオスの縫製業は、42.5%減少し、1億1500万に減少を続けると見積もられています。
※最後の2行は、いつの数字と比べての減少か、原文になくわかりませんでした。