ラオスの最低賃金があがります。
※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。
先週23日に首相府から、最低賃金の上がることが発表され、最低賃金が900,000kipから1,100,000kipに5月1日から上がることになりました。
ラオスの最低賃金は、周りの国の最低賃金の上昇や物価の上昇などを鑑みて何年かに一度上がっています。ここ最近では、2012年に380,000kipから626,000kipへ、2015年に900,000kipに、そして、今年2018年に1,100,000kipに上がっています。
この最低賃金の上昇は、国民には概ね喜ばれているようで、最低賃金があがる5月1日はちょうど「労働者の日」なので、「労働者の日のプレゼント」なんてタイトルをつけているニュース媒体もありました。
それはさておき、真偽のほどは確かではありませんが、一番最初にこの最低賃金が発表されたのは「Support Prime Minister Thongloun Sisoulith」(「トンルンラオス国首相をサポートする」)というFB(フェイスブック)のページだという話がありました。
確かに、いろいろなメディアいされている最低賃金上昇を伝える書類の写真は、「Support Prime Minister Thongloun Sisoulith」の写真と一緒なので、そうなのかなあと思ってしまいます。
また、書類の決裁の日付が4月23日になっていて、この「Support Prime Minister Thongloun Sisoulith」のページにアップされたにも4月23日だったりします。
※このブログの写真も、「Support Prime Minister Thongloun Sisoulith」からもらってきました。
確かにラオス人はFBが好きなので、多くの国民に伝えるには、この「Support Prime Minister Thongloun Sisoulith」というページを利用するのがもっとも効率的な気がしたりします。現在のトンルン首相は、ラオス国民から人気もあり、多くの人がこのページをフォローしています。
このページについては、ラオス研究者の山田紀彦さんが「ラオス人のFacebook使用方法と特徴」という記事で詳しく書いているので、興味がある方は是非ご覧になってください。
もっとも1つ気になるのが、せっかく最低賃金が上がったのに、物価も一緒に上がって、最低賃金の上昇が帳消しになってしまうことです。まだ、最低賃金の上昇の発表から1週間経っていませんが、すでにバスの料金と、ガソリン代の値上げが通達されています。