ラオスのベストソングを紹介します!!ラオス人はどんな音楽が好きなの??...

ラオスのベストソングを紹介します!!ラオス人はどんな音楽が好きなの?? | ラオス縫製工場の日常

※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。

 

CBC Laoでは流れていませんが、ラオスの多くの縫製工場では、縫製工場内でスピーカーから音楽が流れています。

なので、ラオスの多くの縫製工場では、職員が音楽を聞きながら、ミシンを踏んだり、糸を切っているそうです。

日本では音楽を聞きながら仕事するなんて想像し難いですが、ラオスではそれが普通のようです。

 

そこで、ラオス人がどんな歌や音楽が好きなのかということで、今日は過去3年間のラオスのベストソングを紹介します!!

ラオス人職員とヒットソングについて話したのを参考に、私の独断と偏見にもとづいて紹介します。

もっとも、ラオスでは、歌が発表されてからヒットするまで時間がかかることもあるので、歌が発表された年とヒットの年がもしかするとずれている場合もあります。

それでは、2014年から2016年までのラオスのベストソングを紹介してきます!!

ラオス語の表記も一緒に載せるので、興味のある方はYoutubeなどで、ラオス語の部分をコピー・ペーストして是非聞いてみてください。

 

2014年 シアン・ケン・テンチャイ<ສຽງແຄນແທນໃຈ>(歌手:ムクダーワン<ມູກດາວັນ ສັນຕິພອນ>)

サワンナケート県出身の実力派の歌手であるムクダーワンが歌い、ヒットしたのがシアン・ケン・テンチャイです。

下のYoutubeのアドレスから聞いてもらえると分かるように、一般的なポップスよりも伝統的な音楽という感じですが、美しい旋律とムクダーワンの歌唱力に多くのラオス人を惹きつけました。

また、ヒット曲は、カラオケ等で歌われることが多いのですが、この歌は歌唱力を問われるらしくヒット曲にも関わらず、歌っている人はほとんどいません。

この歌名のシアン・ケン・テンチャイは、日本語で「心のこもったケン(ラオスの伝統的な笛)の音」という意味です。

ところで、日本人に一人、ラオス人の歌手を紹介するとすれば、間違いなくこのムクダーワンを紹介します。歌唱力、歌の旋律・リズムどれをとってもラオスの歌のよさがとてもよく表現されていると思います。

 

2015年 ノーン・コート・コンマイ<ນອນກອດຂອນໄມ້>(歌手:ケオパイポン、ヴィエンアヌサイ<ແກ້ວໄພພົງ, ບຽງອານູໄຊ>)

この歌は、カラオケでいまだにもっともよく歌われている歌です。

恋する二人ですが、男性側の母親が金持ちの女性との結婚を強制します。男性は、女性に一緒に逃げ出そうと誘いますが、女性はそんなことはいけないわと断ります。

このような悲しい恋を、二人の男女が歌うラブソングで、ラオス人の心に響くものがあるようです。

最後に歌のタイトル「ノーン・コート・コンマイ」(日本語で「丸太を抱いて寝よう」)と男性が歌って終わります。

 

2016年 コイ・ボメン・ナーン・ファー<ຂ້ອຍບໍ່ແມ່ນນາງຟ້າ>(歌手:ミミ・エンジェル<ມິນິ ເອັງເຈີ>)

日本語に直すと「私は天使じゃないわ」という意味です。

年上の男性に対して、これまでより良くなったり、一途の愛を見いだせないのであればあなたへの望みを捨てるわ。私のことをお金持ちだったいうけれど、私は極楽へと導くこともできないし、何かの利益をもたらすことができるような天使ではないのよと歌います。

ラオスでは演歌(?)っぽい雰囲気のヒット曲が多いのですが、この曲は若者向けのポップスという感じのヒット曲です。

 

また、2017年のラオスのベスト・ソングの予想は次の歌です。ラジオを聞いていると、今、かなりの頻度で流れています。

ハーシップ・ラン・パハーン・チャイ<50ລ້ານປະຫານໃຈ>(歌手:キー・ホイコン<ກີ ຫອບໂຄງ>)

2014年のヒットソングに挙げたノーン・コート・コンマイは、女性側にお金がなく、叶わぬ恋となったわけですが、逆にこのハーシップ・ラン・パハーンチャイでは、男性側にお金がなく、叶わぬ恋となります。

女性側から結納金を5,000万キープ(日本円で70万円ぐらい)と言われますが、男性は1,000万キープ(日本円で14万円くらい)しか持っておらず結婚できないという歌詞です。

担保がなく銀行からもお金も借りられない。1,000万キープしかなければ結婚式のときのラオス風そうめんのお金にしかならないという男性が悲痛な叫びをあげる内容で、聞いていて悲しくなってくる内容です。

 

音楽、特に歌はその国を文化を示すものです。ほとんど聞く機会のないラオスの歌ですが、一曲でも聞いていただき、ラオスのことを知ってもらえればと思います。

 

出典:海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。