ムダなし楽々改善:ムダとは?
あなた一人で、手抜きでできる「ムダなし楽々改善」
ムダとは?
昔、『楽しいムーミン一家』というテレビ番組がありました。
そこに「ジャコウネズミ」というおじいさんが登場します。
いつも、「ムダじゃムダじゃ、まったくムダじゃよ」とつぶやきます。何故か、その「ムダ」が、私には響いたのを思い出します。
「ムダ」とは、いったいどんなものでしょうか?
「ムダ」を考える前に、ムダの反対は何でしょうか?
ムダの反対は「付加価値」です。
つまり「価値」です。お客さんが、お金を払ってでも欲しいものです。
例えば、自動車のトヨタさんでは、次のように言われているそうです。
鉄板に穴をあける作業の場合、鉄板を運んできて、プレスにセットし、スイッチを押して穴をあけます。
その「ゴーン」という穴をあける瞬間だけが、価値のある仕事であると考えるそうです。
もちろん運んだり、セットする作業もあります。
それらは、穴をあけるための準備であり、ゼロには出来ませんが、出来る限り、少なくしたい作業と考えるのだそうです。
つまり、穴をあける瞬間以外の作業には、すべて「ムダ」があると考えられています。
これが、トヨタさんの考え方です。
あなたの作業を、一度、分析してみましょう。スマホやデジカメで、30分程度、撮影してみるとよく分かります。
作業一つひとつを分類して、お客さまがお金を払ってくれる作業であるか考えてみてください。次のムダがないか分析してみましょう。
1番目は、「手待ち」のムダです。何もしていない状態です。
何もしていないのは大きなムダです。これは時間がムダです。
あなたでは解決できないケースが多いので、かなり手ごわいムダです。
2番目は、「歩行」のムダです。
特に、手に何も持たずに歩いていることはありませんか?
歩いていると仕事をしているような錯覚を感じるので、とてもやっかいなムダです。
3番目は、「探し」です。
あなたは、一日に何回、ものを探していますか? 結構な回数になっていませんか?
探して出てきたら、まだいいのですが、探しても出てこない場合、また、発注する……こんなことが起きていませんか?
さらに、たくさん発生しているのが「手の動きのムダ」です。
手を伸ばして遠くから取っていませんか? 腰を曲げたり、身体をねじったり、しゃがんで取っていることはありませんか?
小さなムダですが、少しずつ発生するので、見逃しがちなムダです。
パソコン作業でも、ムダが発生しています。
例えば…… エクセルやワードで文書を作成する場合、マウスを使って入力します。
マウスは画面を見ながら、カーソルの位置決めするので神経を使う作業です。気がつかないうちに時間がかかっていて、ムダが発生しています。
さあ、これらの「ムダ」を、なくしていきましょう!
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