マルヤス機械、マグネット駆動採用のコンベヤを販売

マルヤス機械、マグネット駆動採用のコンベヤを販売

マルヤス機械株式会社は「マグネット駆動式ローラコンベヤ『レスベヤ』」を販売しています。『レスベヤ』は、ローラへの駆動伝達に非接触のマグネット駆動を採用したコンベヤです。磁石の吸引と反発を利用した原理を用いて搬送ローラを回転。エネルギーロスの少ないマグネット駆動の使用により、使用環境と地球環境の両方にメリットがあります。

従来のローラコンベアは駆動の伝達になるベルトやチェーンなど、接触型の物を使用していたため発塵やメンテナンス面での課題がありました。そこで同社は非接触型のマグネット駆動を採用することにより、発塵・メンテナンス面におけるさまざまな課題を解決へ導きました。

開発当時はガラス基板の搬送など、クリーンな環境であることが求められる工場への導入を想定していました。しかし、ローラの配置が比較的自由にできる点が整列コンベヤや食関連のユーザーのニーズにも合致していたことから、現在では食品工場や製薬工場などへの導入も進んでいます。最近ではSDGsの取り組みの一環として導入する大手ユーザーも増えてきました。


マグネット駆動式ローラコンベヤ『レスベヤ』

【「マグネット駆動式ローラコンベヤ『レスベヤ』」の特徴】

1)発塵が極めて少ないためクリーンな環境に

従来のベルト駆動式ローラコンベヤと比べマグネット駆動式では伝達部の接触がないため、発塵が極めて少ないのが特徴です。そのため、ローラコンベヤ稼働時に発生していたチリなどの小さな異物の混入を防止でき、クリーンな環境を実現できます。

2)非接触型のためメンテナンスフリー

ローラへの駆動伝達が非接触のため、メンテナンスフリーを実現しました。手が届く腰までの高さのものはもちろん、高所などメンテナンスが困難な場所に設置したとしてもメンテナンスが不要になりました。

3)省エネ・ハイスピード

ローラへの駆動伝達効率が優れているため、同じ搬送物を運ぶ際のモータ容量が約半分に下がりました。従来のベルト駆動式と比べると運転音が約15%、CO2排出量が約55%削減できるなど高い省エネ性を実現。摩擦が少ないため高速での搬送も可能になり、生産数の増加も見込めます。

4)豊富な製品バリエーション

マグネット駆動の採用によりローラの配置が比較的自由となり、豊富な種類のコンベヤが開発可能になりました。多様なコンベヤを標準化することにより、さまざまな用途に合わせて使用できます。


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。