ポケットの位置はバッチリ、ピッタシです☆ | ラオス縫製工場の日常
※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。
縫製工場というと縫製、つまり縫うことがメインなのですが、その前段階にポケットなど、いろいろなものを縫い付けるポジションをしっかり定めることが必要です。
アメカジの商品を縫製することが多いCBC Laoなので、カジュアルのパンツの後ポケットの定番であるスリットポケット(箱ポケット)とパッチドポケット(貼り付け式のポケット)のポジションを、縫製前にどのように定めているか、紹介します。
縫製工場では、すべてのパンツのポケットが同じ位置にしっかり縫製されるように、縫製位置を書き込むための型紙を厚紙で作り、その型紙を使い、縫製位置を書き込んでいきます。
まずは、パッチドポケット(貼り付け式のポケット)からです。各サイズごとに、下の型紙を作り、パンツの後身となるパーツにポケットの位置を1枚1枚書き込んでいきます。
大きくるとこんな感じです。
パッチドポケット(貼り付け式のポケット)はこんな感じで、位置を決めるのも、表にポケット位置を書き込みだけなので、そんなに大変ではありません。
これに対して、スリットポケット(箱ポケット)は少し大変です。まずは、表には、切込みのラインを書き込みます。
書き込んだ後はこんな感じです。裏側の芯地の位置を決めた後に、このラインを切っていきます。
ちょうど切り込み線の裏側には、芯を貼っていきます。芯を貼るときもしたの型紙を作って、正しい位置に貼り付けていきます。
貼った後はこんな感じです。
スリットポケット(箱ポケット)はまだまだ書き込むものがあります。
書き込んだものはポケットの裏の布(向こう布)とポケットの袋布の位置です。
こんな感じで、スリットポケット(箱ポケット)は、パッチドポケット(貼り付け式のポケット)に比べて少し手間がかかります。
その他にも、こんな感じで、コインポケットの位置なども定めていっていっています。
書き込んだ後は、こんな感じです。
縫製工場では、同じ製品を大量(多くとも2000枚ですが)に作るためにいろいろな工夫をしています!!