フエニックス・コンタクト、スマートカメラボックス『SCXシリーズ』発売 PoE++に対応で90W給電が可能に
フエニックス・コンタクト株式会社は、屋外設置対応の小型ハウジングにDC電源・PoEスイッチングハブ・AC入力サージ保護機器を一体化し、ポート毎90Wまで給電可能なPoE++準拠のスマートカメラボックス『SCXシリーズ』を2021年2月10日に発売開始した。
製品概要
遠隔監視アプリケーションで使用される監視カメラ等のPoE機器の通信接続に必須な機器を、小型で耐衝撃性の高い、防塵防水ハウジングに一体化し、設計や設置の工数を削減するオールインワン・ソリューション。機器類はあらかじめ内部接続されており、盤内の電源系統の配線が不要になる。管理機能を使用してPoE供給をリモート制御するなど、監視カメラ用途などに最適。
『SCXシリーズ』の特長
PoE++対応
Power Over Ethernetの新規格PoE++(IEEE 802.3 bt)に対応し1ポートあたり最大90Wまでの給電が可能。カメラに限らず旧規格対応機器を含む多くの種類のPoE対応機器と1本のケーブルで通信と電力のやりとりができる。
コンパクトで堅牢
DC電源・PoEスイッチングハブ、AC入力サージ保護機器を内蔵しながらも軽量、小型で、防塵、防水、耐衝撃性能の高いハウジングを備える。
工数削減
機能一体化で多くの配線が不要になるほか、別体のマウントアダプタにより一人でも簡単に、短時間で壁やポールに取り付け可能。
ファンレス動作
ファンレス動作を可能にする背面ヒートシンク構造。
遠隔からPoE出力制御・状況把握
ギガビット対応PoEマネージドスイッチングハブを内蔵し、PoE出力の自動監視制御(ウォッチドッグ)も可能。上位側ネットワークの冗長化も容易に実現。
拡張が可能
追加機器取付用のDINレール・24V電源ポートを装備。
ケーブルグランド標準装備
アッセンブリ済みRJ45ケーブルも防塵防水を保って挿入可能。
この他、光ファイバ用スプライストレイ(SFPモデル)、不正アクセスに対するドア開閉アラームTrapメッセージ、金属製ドアロック(オプション)など、さまざまな機能が盛り込まれている。