ビーマップとSpicyCompany、人工ダイヤモンド製造装置販売開始...

ビーマップとSpicyCompany、人工ダイヤモンド製造装置販売開始 CVD/HPHT対応

この記事の内容をまとめると…

  • 株式会社ビーマップおよび株式会社SpicyCompanyの人工ダイヤモンド製造装置販売事業開始決定
  • 人工ダイヤモンド材料の開発および販売事業の強化と「材料」+「製造インフラ」の両輪体制確立
  • CVD方式およびHPHT方式の両方式に対応した装置展開

株式会社ビーマップおよび株式会社SpicyCompanyは、両社が連携して行っている人工ダイヤモンド材料の開発および販売事業を強化するとともに、人工ダイヤモンド製造装置販売事業を開始することを決定した。

人工ダイヤモンド製造装置販売事業詳細

連携の目的と体制:本件の推進にあたり、両社は技術的観点および市場動向の情報を共有し、SpicyCompanyが人工ダイヤモンド材料の応用分野に対する知見を踏まえて人工ダイヤモンド製造装置を製造するとともに、ビーマップが製造装置の販売・サポートの体制を国内外に整備し、人工ダイヤモンド産業における「材料」+「製造インフラ」の両輪体制を確立する。

材料事業と製造装置販売事業の双方からの競争力強化:ビーマップとSpicyCompanyは、人工ダイヤモンドを活用した各種モジュール開発および応用製品の販売の連携を開始しており、

  • 電子用途
  • 高出力機器向け放熱用途
  • 光学用途
  • 工業用途

今回の装置販売事業開始は、材料事業を停止するものではなく、製造基盤を内製化・高度化することで、品質・供給能力・技術再現性を飛躍的に向上させる拡張戦略である。SpicyCompanyが長く蓄積してきた材料開発・評価・応用に対する知見をもとに構築した設計思想を、人工ダイヤモンド製造装置に実装することで、人工ダイヤモンド事業全体の競争力強化を図る。

製造装置販売(CVD/HPHTの2方式):SpicyCompanyとビーマップは、人工ダイヤモンド製造の主要方式である

  • CVD(Chemical Vapor Deposition)方式
  • HPHT(High Pressure High Temperature)方式

一般的に装置メーカーはCVD方式に特化する傾向があるが、本件においては両方式への対応を視野に入れた設計体制を構築する。用途・顧客要件・導入環境に応じた装置提案を可能とし、材料特性と製造条件を一体で最適化するアプローチを取る。

HPHT方式への取り組み(結晶特性を理解した装置設計思想):HPHT方式は、下記の高度な技術知見を必要とする。

  • 超高圧制御技術
  • 超高温安定設計
  • 結晶成長制御
  • 種結晶選定・品質評価

SpicyCompanyは人工ダイヤモンド分野における材料評価および応用開発の知見を蓄積しており、その技術基盤を活かしてHPHT方式の装置設計に取り組む。単なる機械製造ではなく、結晶特性を理解した装置設計思想の確立を目指す。これにより、品質の安定化、再現性の向上、供給能力の強化に繋げていく。

どのように活用する?

人工ダイヤモンドを活用した各種モジュール開発および応用製品の販売の連携として、

  • 電子用途
  • 高出力機器向け放熱用途
  • 光学用途
  • 工業用途

などの分野で技術基盤の構築をスタートしている。

その他

日本政府による約5,500億ドル(約80兆円)規模の対米投資推進との整合性:現在、日本政府は約5,500億ドル規模の対米投資を推進しており、半導体・先端材料・製造分野における日米連携が加速している。

人工ダイヤモンドは、

  • 次世代半導体材料
  • 高出力電子機器向け放熱基盤
  • 防衛・航空宇宙用途

その製造装置インフラを国内外で提供可能とすることは、先端材料サプライチェーン強化の観点からも意義ある取り組みと位置付けている。ビーマップとSpicyCompanyは国家的投資環境の流れを視野に入れ、中長期的な国際供給基盤構築を推進していく。

協力体制について(ビーマップとSpicyCompanyとの連携):本件の展開にあたり、両社は技術的観点および市場動向の情報共有を行っていく。SpicyCompanyは長年にわたり積み上げてきた人工ダイヤモンド材料の製造および評価・応用分野の知見をもとに、製造装置の設計・製造を行うとともに、その技術情報をビーマップに提供する。ビーマップはこれに基づいた製造装置販売チャネルの構築、提案活動、導入支援、保守・サポート体制の整備を担い、国内外の顧客への装置販売事業の推進を図っていく。

戦略的意義:本件は材料開発・販売にとどまらず、製造装置インフラ提供(装置販売)を一体的に進める。ビーマップとSpicyCompanyは上記の連携体制により、人工ダイヤモンドの製造から市場導入までを一貫で支える体制を構築して、市場拡大局面における基盤的ポジションの確立を目指す。

今後の見通し:本件が当社業績に与える影響は現時点では軽微と見込んでいる。今後、具体的な事業計画、投資規模、業績に重大な影響等が見込まれる場合には、速やかに開示する。

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