ハタケホットケ、水田除草ロボ「ミズニゴール」2025年モデル提供開始

ハタケホットケ、水田除草ロボ「ミズニゴール」2025年モデル提供開始

この記事の内容をまとめると…

  • 株式会社ハタケホットケが水田除草ロボット「ミズニゴール」2025年モデルを提供開始
  • GNSS自動運転型に進化し、耐久性・軽量性・苗への配慮も向上
  • 2026年の量産化に向けて全国農家と実証プロジェクトを進行中

株式会社ハタケホットケは、水田除草ロボット「ミズニゴール」の2025年モデルの提供を開始した。GNSS自動運転機能を備え、除草効率や精度、耐水・耐久性が向上している。実証と試験販売を並行して進め、量産に向けた布石として全国展開を図る。

ミズニゴール2025年モデル詳細

「ミズニゴール」は、水田内を自走し水を濁らせることで雑草の光合成を妨げ、除草効果を発揮するロボットである。2022年から長野県で実証が開始され、2023年には全国30カ所以上で導入実績を持つ。農林水産省の「みどりの食料システム法」基盤確立事業にも認定されている。

2025年モデルでは、GNSS自動運転による走行精度向上に加え、車体の軽量化や耐水性・耐久性の改善が行われた。車輪には稲に優しい素材と形状が採用されている。

どのように活用する?

本ロボットは、雑草対策にかかる農作業の自動化、省力化を目的としたものであり、労働時間の削減と環境負荷低減に貢献する。除草剤を使用しない持続可能な農業の実現を支援する技術として注目されている。

仕様・スペック

稼働時間あたりの除草面積 10時間で最大3ヘクタール
レンタル期間 2025年4月中旬~7月中旬
レンタル価格(GNSS版) 33万円(税込)
販売価格(試験販売) 88万円(税込)
生産予定台数 最大50台(2025年モデル)

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