ニコン、半導体パッケージ基板や電子部品の外観検査に最適な可変倍率3〜6...

ニコン、半導体パッケージ基板や電子部品の外観検査に最適な可変倍率3〜6倍の産業用レンズ2製品を発売

この記事の内容をまとめると…

  • 可変倍率3倍〜6倍の産業用カメラレンズ2製品を発売
  • 微細な欠陥検出を実現する分解能と明るさを向上
  • プリズムタイプは落射照明に最適化した光学設計

微細化・高集積化が進む半導体パッケージ基板や電子部品の外観検査に対応した、産業用カメラレンズ「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ」と「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ プリズムタイプ」を株式会社ニコンが発売する。

Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ詳細

本製品は、従来製品に比べ分解能と明るさを向上し、微小な欠陥の検出性能を高めた産業用カメラレンズである。倍率は3倍から6倍まで変更可能であり、使用倍率全域で少ない性能差を実現している。

また、イメージサークルΦ82 mmに対応し、高解像度大型ラインセンサーカメラの性能を引き出す光学設計が採用されている。F値はF1.8と明るく、鮮明な撮影が可能。プリズムタイプは落射照明に最適化されており、検査用途や使用環境に応じた柔軟な対応が可能である。

さらに、外部駆動による絞りやフローティング機構の操作を可能にするため、ギア付きの絞りリングとフローティングリングを搭載している。

受注開始日は2025年2月1日。

仕様・スペック

基本仕様

型式 BA01941/BA01951(プリズムタイプ)
使用倍率範囲 -3x〜-6x
Fナンバー(∞) F1.8〜F11
波長範囲 400〜700 nm
イメージサークル Φ82 mm
マウント M67(P=0.75)おねじ
外形寸法 Φ110×166.1 mm
質量 約2,450 g

光学仕様

倍率(プリズムタイプ) -3x -3.5x -5x -6x
焦点距離 108.9 108.4 107.5 107.1 mm
NA 0.208 0.214 0.226 0.231
物像間距離 593.3 640.1 787.3 888.3 mm
ワーキングディスタンス 93.3 88.3 79.4 75.5 mm
歪曲収差 0.07%以下
周辺照度比 90%以上
物体サイズ 27.3 23.4 16.4 13.7 mm

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