トヨタがNYで寄付した「カイゼン」の効果がスゴい
金銭的な支援や労働力の提供など、社会貢献の形はいくつもありますが、トヨタがアメリカで行った寄付の形が「トヨタらしい」「本当に役立つ形だ」「こんなやり方があったのか」と驚きと賞賛を浴びています。
「フードバンク」と言われるアメリカ最大のチャリティで、トヨタが寄付したのが「効率」。フードバンクは「人を飢えさせない」というコンセプトのもと、毎年150万人に対して食料の配布を行っています。トヨタはその運営事務局に対して自社のエンジニアを派遣してトヨタ方式を提供。それまで食料の受け取りに90分かかっていたところを18分まで短縮に成功したそうです。
行ったカイゼンは2つ。
1.無駄をなくす
配布に使っていた箱を小さくし、箱内の無駄な空きスペースをなくしました。これによりトラック1台に積める箱の数が864個から1260個になり、効率的に配布できるようになりました。
2.途切れのない流れ作業
それまでは一人が箱を持って1個ずつ積み込んでいた作業を、分業化して流れ作業に変更。箱詰め時間が3分から11秒に短縮しました。
当初、チャリティのスタッフは、エンジニアが来て何ができるのかと懐疑的でしたが、最終的には作業の改善ぶりに驚いたそうです。
出典:トヨタがニューヨークのフードバンクに寄付した「カイゼン」の効果が凄い…海外の反応
出典:カイゼン…トヨタが慈善団体に教えたお金より価値あるもの!【海外の反応】