ダイフク米国子会社、インディアナ新工場完成|2025年10月稼働・生産能力2倍
この記事の内容をまとめると…
- 米国子会社の新工場棟が完成し、2025年10月に稼働予定で生産能力は従来の2倍
- 旺盛な自動化需要への迅速な対応と北米での事業規模拡大を見込む
- 所在地や投資額、建築面積などの新工場棟概要を公表
株式会社ダイフクの米国子会社Daifuku Intralogistics America Corporationが、米国インディアナ州ホバート市で建設を進めていた新工場棟の完成を発表した。稼働は2025年10月開始予定で、生産能力は従来の2倍とし、流通業や製造業の自動化需要にスピーディーに対応する方針だ。
新工場棟詳細
同社は北米のイントラロジスティクス事業を担い、物流センターや工場向けにコンベヤ、ソーター、自動倉庫などのマテリアルハンドリングシステムを提供している。2020年に同市に新設した既存工場棟に隣接して新工場棟を整備し、地産地消の方針のもと競争力強化を図る。さらに自動化システムの導入を進め、生産の効率化や納期短縮を目指すとしている。
仕様・スペック
所在地 | 6300 Northwind Parkway, Hobart, IN 46342 U.S. |
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敷地面積 | 約178,000 m² |
建築面積 | 約25,000 m²(既存工場棟:約30,000 m²) |
生産品目 | コンベヤやソーターなどのマテリアルハンドリングシステム |
投資額 | 3,500万米ドル(約50億円)※換算レート 1米ドル=148円 |
着工時期 | 2024年4月 |
稼働時期 | 2025年10月 |
その他
背景:人手不足や人件費上昇を背景に自動化需要が高まり、生産体制の一層の強化が急務であったため、新工場棟を整備。今後も自動化システムの導入を進める。
コメント:イントラロジスティクス事業部門長は、米国を最大の成長市場と位置付け、地産地消の方針のもと競争力強化に努めると述べている。
Daifuku Intralogistics America Corporationについて:1972年創立。2013年にダイフクグループ傘下となり、2024年に現社名へ変更。従業員数は約1,000人(2025年8月末現在)。