ソレコン過去応募作品紹介『トーンチャイム・サヌカイト自動演奏装置』

ソレコン過去応募作品紹介『トーンチャイム・サヌカイト自動演奏装置』

ニッチな電磁石の電気部品「ソレノイド」を使った発明品を動画で投稿し、 アイデアと技術を競うコンテスト「ソレコン」。主催するのはソレノイドの製造・販売を手がけるタカハ機工で、高専生から現役のエンジニア、シニアの技術者まで幅広い層が参加しています。

第1回ソレコン(応募期間:2014年2月1日〜3月31日)から、過去の応募動画を紹介していきます!

トーンチャイム・サヌカイト自動演奏装置(投稿者:香川高等専門学校電子システム工学科三崎研究室 さん)

《コメント》
我々の研究室では鈴木楽器製作所のトーンチャイム、香川産出のサヌカイト(讃岐岩:sanukite)で作られた石の楽器をソレノイド(CBS1240)を使用し自動演奏する装置の開発を行っています。

装置の構造は、パソコン上で楽譜から汎用性の高いMIDI信号を制御回路に出力し、ソレノイドにパルス信号を送り演奏を行います。最も工夫した点は消音型のソレノイドを使用せずに自動演奏するためにソレノイドの動作音を小さくした点です。

試行錯誤しながら工夫し自動演奏に問題がない程度に動作音は小さくなりました。実際にこの装置を学校近くで開催されたイベントなどで紹介したところ「自動演奏でもCDでは味わえない生の演奏が非常にいい」とのご意見が多数得られました。

送付しますDVDの中には「Jupiter」と香川高専詫間キャンパスが所在します三豊市の曲「七宝の風」の演奏を収録しています。皆様ぜひご視聴ください。

「ソレノイド」とは?

「ソレノイド」は自動車をはじめ、自動販売機や銀行ATM、ドアの自動ロック等、身の回りにある多くの製品に使用されているモーターのような駆動部品。ロボコンにもソレノイドが多く使われている。

第4回ソレコンの応募受付期間は2017年1月4日〜2月12日です!

タカハ ソレノイドコンテスト「ソレコン」


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。