ソレコン過去応募作品紹介『ゴマ塩セパレータ』
ニッチな電磁石の電気部品「ソレノイド」を使った発明品を動画で投稿し、 アイデアと技術を競うコンテスト「ソレコン」。主催するのはソレノイドの製造・販売を手がけるタカハ機工で、高専生から現役のエンジニア、シニアの技術者まで幅広い層が参加しています。
第2回ソレコン(応募期間:2015年1月1日~2月14日)から、過去の応募動画を紹介していきます!
ゴマ塩セパレータ(投稿者:澤井 圭 さん)
《コメント》
ソレノイドが好きです。
マイコンや組込機器への利用者の幅が広がり、電子デバイスの開発が誰でも行える時代になりました。
シンプルな動作原理かつ、広い応用範囲を有するソレノイドは、様々なアイデアの実現に非常に有効なデバイスです。
ソレノイドはフィジカルコンピューティングの分野において、親和性の高いデバイスだと感じています。
そこで今回、ソレノイドを用いた「ゴマと塩の分離」過程を再現するスペシャルデバイス「ゴマ塩セパレータ」を作成しました。
私は「喫茶店のゴマ塩」がいつのまにか分離してしまうことに興味がありました。
複数の人間がごま塩の入った瓶を振って使うことで、少しずつゴマと塩の分離が起こります。
叶うならば、分離していく様子を贅沢に見てみたい。
そのような強い想いの中で、この度「ゴマ塩セパレータ」を作成するに至りました。
動作については、ゴマを分離することができるとともに、「クレイジーソルト」の「オレガノ」だけ分離することも確認致しました。
動作モードでは、自動分離機能と木魚を用いた分離機能を実装しております。
木魚を用いた分離(マニュアルモード)は、自分のリズムでソレノイドの動作に緩急を与えるようにしております(リズミカル、かつ厳かに分離可能)。
動作の詳細については動画をご覧いただけますと、幸いでございます。
ご多忙の中、恐縮でございますがご検討を宜しくお願い致します。
「ソレノイド」とは?
「ソレノイド」は自動車をはじめ、自動販売機や銀行ATM、ドアの自動ロック等、身の回りにある多くの製品に使用されているモーターのような駆動部品。ロボコンにもソレノイドが多く使われている。