ジック、2D LiDARセンサ2機種 高速スキャン、高分解能両立
ジック(東京都中野区)は、高速スキャンと高分解能を実現する2D LiDARセンサ「LMS4000」2種類を発売した。
新製品は600Hzの高速スキャンにより、ハイスピードのベルトコンベアにも対応し、ギガビットEthernetにより即時にデータを伝送することができる。センサのスキャンポイント数は毎秒50万4600ポイント、角度分解能0.0833。の高密度の測定データによって、正確な位置検知、および重心の計算が可能。FOVは70°で、計測測定レンジは0.7~3メートルと、高さのあるオブジェクトの検知、検査にも利用ができる。
▲「LMS4000」 高出力レーザタイプ(左)と通常タイプ(右)
また、別途レーザー光源を用意する必要がなく、一台で位置検知や形状検査に利用できる。検出の難しい黒色物体も優れた検知性能を発揮し、可視光レーザーにより、アライメントが容易となっている。
トンネル内のひび割れ検査などのインフラ外観検査や、製品出荷時の品質検査、ロボットピッキング用の位置決め、ベルトコンベア上の物体の体積測定など、各種アプリケーションに適している。
測定対象の反射率に応じて、反射率3.5~300%の通常タイプと、反射率2~200%の高出力レーザタイプの2種類をラインアップ。