シリンダーとピストンの修理
休みもあけて、ブレーキキャリパーのメーカーさんと連絡が取れました。
とりあえず、最悪の場合代替品はあることを確認しました。
それと、入らなかった「ピン」ですが、固いですがまっすぐに強く入れてくださいとのことです。
ピストンシールは別売りしていないとのことです。これは残念です。ここまでばらしたのだから、ぜひ換えときたかったのですが。
固着しかけの部分を磨きシール関係を取り付けました。
四本のキャップボルトは、ピンをまっすぐに入れるためバイスの口金との当たりにするためのものです。
セーパーのバイスにつまんで入れました。
ピストン側もパットの取り付け部分が出てますので、このようにしました。
無事組みあがりました。
機械に取り付けました。
モーター側のディスクとキャリパー側との芯出しがやりにくかったです。
見えませんので、ディスクとの並行や隙間の左右均等です。
物をディスクとキャリパーとの隙間に入れて、手加減で出しました。後はブレーキのエア抜きをして動作確認です。
結果、まだ少し引きずってますが、これくらいなら使えます。
インバーターを利用しての正転・逆転の微動運転も問題なく出来るようになりました。
ブレーキディスクの0.03の振れも問題ありません。
お盆休み前から始めた今回の修理は、いろいろありましたが、自分自身良い勉強になりました。
修理をしていつも思うことですが、ばらして構造を知った上で使うと、中の状態を想像しながら使えますので、より適切な使い方が出来ると思います。
それと、手を入れれば入れるほど機械への愛着もわいてきます。
コストだけを考えるならそっくり交換した方が、私の手間を考えると得かもしれませんが、自分で修理すると得るものは多いと思います。