サーマルマーキングプリンタについてまとめました

サーマルマーキングプリンタとは

インクジェットが非接触式のマーキング装置である一方、サーマルは接触式のマーキング装置の代表です。

サーマルマーキングプリンタの原理

熱転写リボンを用いる産業用サーマルマーキングプリンタは、活字レスでサーマルプリントヘッドと熱転写リボンを用いて製造年月日やロット番号を印字するもので、ラベル出力などのバーコードプリンタと同じ構造です。

サーマルマーキングプリンタの特徴

可変情報にリアルタイムで対応できることが最大の特徴です。印字が高精細でトラブルが少なく、メンテナンス性に優れるのが特長です。主に中速ラインへの導入が多いとされます。タイプとしては包装機（ピロー）搭載型と袋対応型（スタンドアロンタイプのサーマル空袋プリンタ）があるほか、縦ピロー包装機に利用される間欠式と横ピロー包装機に利用される連続式があります。包装機搭載型は縦ピロー、横ピローなどの包装機のラインに装着されるタイプです。

サーマルマーキングプリンタの用途

袋対応型は空袋やカートンなどの枚葉シート状の被捺印物やパック容器などに印字するもので、生産ラインシステム上ではないマーキングでの使用が多いです。袋対応型は店舗に陳列する商品の表示というよりも、業務用途としての少ロット多品種での需要が多いです。例えばファミレスのセントラルキッチンでの店舗向け食材・調味料袋用表示や、花の種・肥料用表示などがあります。このほか機能面では高機能機種でしか搭載されなかったリボンセーブ機能（ラジアルセーブ機能）が、ローエンドモデルにも搭載が増えていることが挙げられます。