コンサルタントの改善日記【4】

コンサルタントの改善日記【4】

私はほぼ毎日、工場から工場への移動で出張続きなので持ち物が多いです。

カバンには着替えはもちろんパソコンや本を一週間分詰め込むので重さは20㎏弱になります。

そんな重い荷物で大変ですね、どんなカバンを使っていますか?とよく聞かれます。

この質問は大好きです。実は私には自慢のカバンがあるのです。話したい!聞いて下さい!お願いします!ということになります。

 

それは株式会社スワニーが作っているビジネスバッグで、私はコンサルタントになってからほぼずっと使っています。かれこれ25年くらいにわたるヘビーユーザーです。

ナゼそんなにいいのか?ですが、開発者である三好鋭郎氏(元社長、現相談役)は重度の小児麻痺の後遺症を抱えておられるのですが、すごいバイタリティで世界中を営業して回っておられました。

しかし足が不自由なため大きな荷物が時にはハンディキャップになっていたのを、ご自身の経験から誰もが使い易いカバンを自ら開発されたのです。すごい改善力です!

 

詳しくは会社のホームページをご覧頂きたいのですが、引っ張るタイプでなく、押すタイプで安全です。

そして身体の構造に従って自然な手の位置で押せるので私にとっては杖替わりにもなる(私はすがるタイプと呼んでいます)。

加えて何よりキャスターの音が小さいのです。カバンによってはものすごく大きな音が出て、夜道など申し訳なくて持ち上げて運んだといった商品も多いのです。

 

あるご縁から私は以前にスワニーの工場の指導をしたり、ヘビーユーザーとしてカバンの改善の意見を述べたりしてきましたのでとても愛着があります。

一回買うと2年は使います。毎日20㎏を積んで最低3,000歩を移動するので1年くらいでタイヤを交換して使っています。

先日はやはり1年でタイヤが壊れたので新品に交換しました。このカバンには、あと1年頑張って私の移動を支えてもらいます。

 

株式会社スワニーホームページ
https://swany-shop.jp/

コンサルタントの改善日記【4】_01 コンサルタントの改善日記【4】_02 コンサルタントの改善日記【4】

◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。