コンサルタントの改善日記【3】

コンサルタントの改善日記【3】

私は改善を指導するコンサルタントです。

だから工場に入ると新しい改善案をバンバン出して周りにいるみんなをびっくりさせています……と言いたいのですが、実はびっくりさせられているのは私です。

先日もごく当たり前のことの中に私がびっくりした改善がありました。

埼玉県三郷市の株式会社パーツ精工本社での改善会で発表された鹿児島工場での改善です。

コンサルタントの改善日記【3】_01

これまで一本の連続した白線であったのを点線に変えたという改善です。

このような線を見たことがなかった私はこの改善の効果は使うテープの量が減ることかな……くらいに思いました。皆さんはどう思われますか?

この改善は3つの大きな効果があります。

1.テープの必要量が減る。この写真では1/4くらいになっています。
2.1人で貼れる。普通の長いテープは2人~3人かかりますよね。
3.メンテナンスが超簡単。汚れたところだけ貼りかえられる。

私が思いついたのは1だけでしたが、2と3がすごさの理由です。白線とは一本でつながっているもの、と思い込んでいた私には目からうろこでした。

いつも工場の皆さんから教わっています。日本のモノづくりの現場は本当にすごい!

株式会社パーツ精工ホームページ:http://www.parts-seiko.com/

コンサルタントの改善日記【3】

◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。