カイゼンからの改善<機械工具屋さんの3S活動奮闘記>
(株)鬼柳の葛西です。
当社のカイゼン活動も4年目を迎えました。
今までの3年間は整理・整頓・清掃を徹底して行ってきましたが、先日、面白い事がありました。
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当社の仕掛品専用棚(キャスター付)を移動するためには手前の作業台を除けなければ出せません。
使い勝手の面と作業台の定位置管理の手間を省くため、レイアウト変更を実施しました。
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しかし、この仕掛品専用棚を使っている人が複数おり、各々の効率性と使い勝手(快適性)と使ったら元に戻す(整頓)の価値観や優先順位が異なるため、結局は元の鞘に戻る形となりました。
当社では3Sカイゼン活動に関して大前提は「アカンかったら元に戻す」なので、多少の労力は掛かりましたが良い経験になりました。
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今回の事で効率性と快適性と安全性にプラスして美観(3S)のバランスを取る事の難しさを改めて実感しました。
ただ、皆の意見や主張が出ることは素晴らしい事ですし、それでカイゼン活動が更にステップアップするのであれば元に戻ったり、迂回して元に戻るのもありなのかもしれませんね。
そう考えると、一部の主張ばかりがゴリ押しされて周りが意見を言わなくなって、「不便だけど仕方ない」と思うようになると怖いなぁ、とチョット思ったりしながらブログを書いています。
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