オートデスク、AU 2025でエージェント型AI発表 アシスタント強化...

オートデスク、AU 2025でエージェント型AI発表 アシスタント強化・MCPサーバー2025年秋ベータ予定・APS課金刷新

この記事の内容をまとめると…

  • AU 2025でエージェント型AIを活用した最新ソリューションを発表
  • 「オートデスク アシスタント」の機能強化とMCPサーバーの提供予定を公表
  • APIビジネスモデルの刷新によりAPSの課金体系を見直し

オートデスクは、2025年9月16日〜18日に米国で開催された「Autodesk University 2025」において、エージェント型AIを活用した最新ソリューションの進化を発表した。

AI搭載ソリューション詳細

「オートデスク アシスタント」 Autodesk FusionやAutodesk Construction Cloudを支援するAIソリューションとして進化を継続。ワークフローへの自然な統合、ユーザーデータの保護、複数ツール間の移動不要な体験を強化。分析や予測インサイトに基づく意思決定の最適化、「拡張された実行力」、会話型プロンプトによる文脈理解と業界別推奨を備える。今後、全Autodesk製品への統合的な入口としてクロスプロダクトのワークフローをつなぎ、自動化とリアルタイムのインサイト提供を実現する。

「MCPサーバー」 Model Context Protocol(MCP)サーバーをオートデスク アシスタントに統合。セキュリティと効率性を両立したAI基盤を提供する。Autodesk Revit MCP、Model Data Explorer MCP、Fusion Data MCPの3つを今後数か月で提供予定。2025年秋にfeedback.autodesk.comでベータ公開予定とし、「Design and Make Marketplace」を通じたエコシステム拡大を目指す。

「APIビジネスモデルの刷新」 製品サブスクリプションに含まれる一部APIの利用枠を継続しつつ、高付加価値APIは一定利用超過時に有償利用とする新しいAutodesk Platform Services(APS)モデルを導入。柔軟で予測可能な課金体系によりスケールに応じた利用環境を整える。エージェント駆動型の働き方や大規模な自動化にも対応し、将来対応型のプラットフォームとして進化する。

その他

Autodesk/オートデスクについて 1982年設立。本社は米国サンフランシスコ。世界約40カ国・地域で事業を展開し、建設、製造、メディア&エンターテインメント業界向けに「デザインと創造のプラットフォーム」を提供している。

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