オン・セミコンダクターのリファレンス設計がQualcomm Quick Charge 3.0規格で初のUL認定を取得
スマートフォンやタブレットのOEM企業は、絶えず機器の充電時間を短縮する革新技術を探しいます。
充電時間を短縮すれば、利用者は日常生活の中で、もっと簡単にバッテリを充電できるようになります。
これが実現すれば利用者の利便性が大幅に向上するため、利用者はバッテリ切れを心配せずに、携帯機器への採用が拡大している多様な機能を活用することができます。
このような背景から、現在、充電時間が短いスモールファクタ充電器の需要が急増しています。
この充電時間短縮への道を開く技術が、Qualcomm’s Quick ChargeTM 3.0テクノロジ*です。
このテクノロジにより、高電圧専用充電ポートのHVDCPプロトコルを使用して高速充電を行うことができます(従来の充電方法に比べて4倍の改善)。
電源ICメーカはこのような開発の動きに対応して、以下の条件をすべて満たすソリューションを提供できることが必要です。
- PCBサイズ、熱、効率に関する制約 – 消費者がスモールファクタを希望しているため
- 短い開発期間 – OEM企業から早期市場投入の圧力が加えられているため
- 携帯機器に内蔵されているコアIC技術との高度な相互運用性
オン・セミコンダクターは、Quick ChargeTM 3.0プロトコルでUL認定を取得した最初の企業というニュースにより、携帯機器へのAC/DC電源システムの実装におけるリーダの地位を明確に示すことができました。
この事実は、NCP4371リファレンス設計がOEM製造に対応しており、 設計技術者にQuick Charge互換のスマートフォンやタブレットとの完全な互換性を保証できることを意味します。
このリファレンス設計は、いかなる技術的問題も生じることなく、プロトコルの仕様に従って動作します。
これにより、デザインイン・プロセスと最終製品の認定がいっそう明快かつトラブルフリーとなり、他のソリューションでは避けられない潜在的リスクを軽減することができます。
ULはQuick ChargeTM 3.0プロトコル認定を独占的に行っている機関です。
適合認定を発行するために、ULは詳細な試験方法(High Voltage Dedicated Charging Port HVDCP Compliance Plan Revision Dおよび選択されたQuick Charge 3.0 Continuous Mode PD)に従います。
オン・セミコンダクターのNCP4371リファレンス設計に対するUL認定は、同社のWebサイト(http://www.onsemi.com/pub/Collateral/TND6200-D.PDF)で確認できます。
* Qualcomm Quick Charge 3.0テクノロジは、Qualcomm Incorporatedの子会社であるQualcomm Technologies, Inc.の製品です。
出典:『オン・セミコンダクターのリファレンス設計がQualcomm Quick Charge 3.0規格で初のUL認定を取得』オン・セミコンダクター