エートラスト、産業用 IoTインダストリアルシンクライアント発売

エートラスト、産業用 IoTインダストリアルシンクライアント発売

シンクライアントコンピューティング及びサーバーソリューションを展開するAtrust Computer Corp.(エートラストコンピューター)は、 新しいインダストリアルシンクライアント製品t10シリーズ「t10」「t10L」及び「t10W」の発売を開始した。 厳しい動作環境に対応し、 工場のIoT化をサポートする。

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Atrust t10シリーズt10, t10L及びt10Wは、 他のシンクライアントモデルと異なり、 ダイキャストアルミニウム筐体を採用し、 厳しい工業用途に対応できるように設計。 24時間稼働を考慮した設計とし、 EMC試験により、 オペレーション動作温度環境をマイナス20度から55度まで対応している。

低消費電力型のInter Bay TrailデュアルコアCPU(t10L, t10W)及びFreescale Dual Liteプロセッサ(t10)を搭載し、 COMポート(RS232)を搭載、 小型コンパクトサイズ、 ファンレスのIoTインダストリアルシンクライアント。

Atrust t10Lは、 Intel Bay Trailデュアルコア1.58GHz CPU、 2GB DDR RAMメモリと4GBフラッシュメモリを搭載し、 15秒以内で起動するAtrust OSを採用しています。 仮想デスクトップ環境に於いて、 スムーズな接続環境を実現します。

Atrust t10Wは、 t10Lと同じCPUに2GB DDR RAMメモリと8GBフラッシュメモリ(工場出荷オプションにて16GB, 32GB, 64GBに変更可能)を搭載し、 Windows Embedded 8 Standard OSを標準搭載。 OSオプションとしてWindows 10 IoT Enterprise for Thin Client (t10W10)、 Windows Embedded 7 Standard (t10W7)も選択可能。

t10L及びt10WはDVI-Iポートを1つ、 USB3.0ポートを1つ、 USB2.0ポートを3つ、 LANポート(10/100/1000Mbit/s)を1つ、 そしてCOMポート(RS232)を1ポート搭載。 工場出荷オプションとして無線LAN及び無線アンテナが搭載可能。

Atrust t10は、 Atrust OSを搭載し、 コストパフォーマンスに優れたモデル。 Freescale dual liteプロセッサ1.0GHzを搭載し、 仮想デスクトップ環境に於いて、 スムーズな接続環境を実現します。 DVI-Iポートを1つ、 USB2.0ポートを4つ、 LANポート(10/100/1000Mbit/s)を1つ、 そしてCOMポート(RS232)を1ポート搭載している。

Atrust管理ソフトウェア

直感的な操作で簡単に設定が可能なAtrustクライアントセットアップ(ACS)がプリインストールされており、 クライアント管理ツール、 Atrustデバイスマネージャー(ADM)を利用することで、 簡単に導入、 システム構築、 クライアントイメージの配信等のクライアント管理が行えます。

さらに優れた自動設定管理ツール、 Atrustオートセットアップにより、 数台から数千台規模のAtrustシンクライアントを素早く管理することができます。 システム設定をシンプルに数クリックで変更することができます。

一般的な仮想デスクトッププロトコルをサポート

標準的なプロトコルのVMware(R) Horizon View™, Citrix(R) XenDesktop™, Citrix(R) XenApp™, Microsoft(R) RDP™ with RemoteFX™に対応。 これらのプロトコルのサポートにより、 より柔軟で優れた仮想デスクトップ環境を提供する。

Atrust t10, t10L及びt10WはAtrust販売代理店、 株式会社アスク及びアセンテック株式会社より、 順次発売を開始する。 価格はオープン。
出典:Atrust Computer、高性能でファンレスの産業用・工業用IoTインダストリアルシンクライアント、Atrust t10をリリース


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。