エプソン、人協働ロボットを2025年発売 省スペース・衛生環境にも対応
この記事の内容をまとめると…
- エプソンが人協働ロボットを開発し、2025年内に日本および欧州で販売開始予定
- 製造業に加え、ライフサイエンス分野や研究所の自動化ニーズにも対応
- 軽量・省スペース設計やクリーンルーム対応など多様な現場に適した特長を備える
近年ニーズが高まる自動化や厳格な衛生管理に対応し、エプソンはクリーンルーム対応や高精度制御を備えた人協働ロボットを開発。2025年内の販売開始を予定しており、今後対象地域を順次拡大していく。
人協働ロボット詳細
エプソンが開発した人協働ロボットは、製造業だけでなく、ライフサイエンス分野や研究所などの人が関与する工程の自動化にも対応している。ロボットアームは滑らかな曲線で構成され、直感的な操作を可能にするヘッド部操作ボタンを搭載。6kg可搬・900mmアームクラスの中で業界トップクラスの軽量・省スペース設計を実現しており、本体重量は17kgで移設や再配置が容易である。
また、AGVやAMRなどのモバイルロボットへの搭載を想定した小型・軽量のコントローラー(サイズ:W 440 × D 205 × H 135mm、重量:約6kg)を採用し、限られたスペースでの設置に適している。電源はAC 100V〜230VおよびDC 48Vに対応する。
ISO 14644-1 Class 5準拠のクリーン搬送能力とIP54準拠の防塵・防滴性能を標準装備し、ネジ穴や鋭角なエッジを極力排除した外装設計により、衛生的な状態を保つとともにコンタミネーションリスクを軽減する。
さらに、広く利用されているプログラミング言語Pythonに対応しており、専門的なプログラミング知識がなくても導入・カスタマイズが可能である。