エキスパートに質問:タッチ/近接センサはジェスチャー検知に使用できますか?
タッチスクリーンディスプレイ技術は最新の携帯電話などに使用されています。
しかし、操作をする際には、スクリーンにタッチする必要があります。一方で、たとえば、指にバターが付いているシェフや、手術中の看護婦がスクリーンにタッチして操作を行うのは不便です。
このビデオでは、スイッチにタッチすることなくジェスチャーを検知させるためにタッチ/近接センサを使用するソリューションのアイデアを紹介します。
ビデオ中の説明を以下に書き起こします。
タッチスクリーンディスプレイ技術は最新の携帯電話などに使用されています。
しかし、操作をする際には、スクリーンにタッチする必要があります。一方で、たとえば、指にバターが付いているシェフや、手術中の看護婦がスクリーンにタッチして操作を行うのは不便です。
それでは、コンピュータに触れずに操作ができるのでしょうか? コンピュータは近接する手や指の動きを認識できるように設定できるのでしょうか?
当社のLC717A00タッチ近接センサを採用すると、実際にスイッチに触れずにスイッチのオン、オフの操作が可能になります。
センサは、指を近づけると、照明がオン、オフするように設定されています。
ジェスチャ検知にはセンサが必要で、列ごとに設定されています。列には9つのスイッチが実装されていて、14の異なるジェスチャを検知することができます。
左から右へ設定されたスイッチの検知は、ディスプレイ越しに左から右への動きで認識されます。
上から下へ設定されたスイッチの検知は、ディスプレイ越しに下向きにスクロールの動きをすることで認識されます。
簡単なデモ基板には9つのスイッチが実装されています。各スイッチは約1cm x 1cmのサイズで、3cmの間隔があります。
基板には、上のカバー部分まで1cmの空気層が設けられてあり、システムは表面から約2cm離れたところからでも指を検知することができるように調整されています。
指を基板の近くで左から右へ、そして上下に動かしています。
画面を見ると、各パッドの色が変わることで、指の動きが検知されている状態がわかります。指は斜めに、そして半円で時計回り、反時計回りに動いています。
シンプルなソフトウェア・アルゴリズムで、ジェスチャの方向やレスポンスを判断することができます。
さらに詳しい情報として、当社のWebサイトで静電容量タッチセンサの設計ガイドラインをご覧になることができます。
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それでは、また次回お会いしましょう。
出典:『エキスパートに質問:タッチ/近接センサはジェスチャー検知に使用できますか?』オン・セミコンダクター