インバーター交換

インバーター交換

※こちらは2019年5月7日に公開された記事です。

こんにちは

今年のゴールデンウィークは10連休でしたね。

皆さんのお休みは何日だったでしょうか?

私の休みは、5/4.5の2日間でした。

仕事も忙しかったのですが、荒挽き用に使っている汎用旋盤につけているインバーターの調子が悪いので休みの間に取り替えることにしました。

症状は、電源入れると「過電圧保護」のアラームが出ます。

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リセットすれば普通に復帰し使えるのですが、機械が急に使えなくなるのは避けたいので、早い目に交換することにしました。

約30年間使ったインバーターなので十分頑張ってくれました。「お疲れ様でした」と感謝してます。

下の3枚の画像が付け替え前の配線の状態です。

電気は苦手ですので、まずどことどこがつながっているかの確認をしました。

付け替え前と後とではインバーターのメーカーは違いますが、事前に資料を見てほぼ同じと判断していましたが、後々苦労することになりました。

インバーターの本体の配線です。

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遠隔制御盤の配線です。

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機械のマグネットスイッチの配線です。

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機械の主軸正転逆転のスイッチはそのままで操作したいので、このマグネットスイッチの補助接点を使ってインバーターに入力してます。

下の画像が、付け替え後の状態です。

インバーター本体です。

正転・逆転。COMは別に端子台を付けました。

本体は細い線が一本しか入りませんでしたので。

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遠隔操作盤です。操作盤箱、配線、機能とも以前と変わりありません。

周波数メーターと可変抵抗器は、オプション品を使いました。

なにかとややこしいことがあると面倒なので(笑

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配線に3日、端子やパラメーターの設定に1日、合計4日掛かってしまいました。 

「自分が使っている機械や道具は出来るだけ自分で何事もする」

これが私のポリシーですので、時間的なことは二の次でいいです。

機械に手を加えるごとに一層かわいく思えてきます。

 

(追伸)

  休み中にセーパーのオイルゲージからの油漏れの修理と

  汎用フライス盤の摺動面のカバーの交換もしたかったのですが、
  
  後回しになってしまいました。 

 

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1963年大阪生まれ。西尾鉄工所代表。旋盤師、伝統技術継承者◎祖父の代から80年続く大阪八尾市の町工場の三代目。「職人道」を極めた先代のもとで、13才から弟子入りし、昔ながらの職人技を叩き込まれ、家業を一人前にこなした。工業高校卒業後、中堅工作機械メーカーに就職。工作機械(機械部品を産み出す母なる機械。マザーマシンとも呼ばれる)の構造を隈なく学び、23才で独立。最先端コンピュータで制御された「NC旋盤」に対し、職人の「技」と「勘」が頼りの「汎用旋盤」(職人の手で動かす旋盤)をこよなく愛し、現在に至るまで、その加工にこだわり続けてきた。数少ない伝統技術継承者の一人。◎若い世代の人材不足、技術伝承に危機感を持ち、2016年「汎用旋盤職人養成講座」をスタート。教材用に独自開発した「汎用フライス盤」は、設計、加工、組立・調整をすべてひとりでやり遂げ、自身の総合技術力の賜物となった。最近、営業下手な職人の殻を破り、SNSを駆使して「基礎の手技」の重要性を次世代へと訴える。また、異業種の職人を対象に、「いぶし銀の会」を立ち上げ、オリジナル製品の企画、開発など「未来の職人像」を探っている。コンピューター依存が加速する製造業の未来を受け入れつつも、「機械の前に人間ありき」と、代々受け継がれてきた職人の技と精神性の伝承に力を注いでいる。◎2014年「八尾市ものづくり達人懸賞」受賞、2015年日刊工業新聞「マイスターに聞く」掲載、「なにわの名工」受賞◎西尾鉄工所ホームページhttps://nishio-tekkousho.jimdo.com/ 西尾鉄工所技術伝承 https://nishio-tekkousyo.jimdo.com/