インクジェット用語集(な行)

インクジェット用語集(な行)

インクジェットに関する用語をまとめた用語集です。

 

捺染(なっせん)
英文表記:textile printing
捺染とは、布地に模様を染める手法の一つで、陶器などの染色にも利用される。工業的には型紙を用いる方法が一般的である。デジタルシステムの進歩によりコンピュータで模様をデザインし、インクジェット方式などで直接媒体に記録することもできるようになってきた。

 

にじみ率
英文表記:blotting rate
にじみ率とは、インク滴が記録紙上で広がる割合をいい、ドット径/インク滴径で求める。水性インクでは通常1.5~2.5倍程度である。

 

粘度調整剤
英文表記:viscosity improver
粘度調整剤とは、インクの粘度を調整する目的で添加される材料を指す。インク粘度は使用する記録ヘッド系に個別に最適な範囲が存在するため、増粘・減粘剤を使用して調整することがある。

 

ノズル
英文表記:nozzle、 orifice
ノズルとは、インク滴が噴射する小孔のことで、その開口部に形成されるメニスカスはその毛管力によりインクリフィルの駆動力を与える。ノズル開口部とその周囲は安定したインク濡れが得られるように撥水処理や親水処理が施される。

 

ノズル解像度
英文表記:nozzle resolution
ノズル解像度とは、ノズルの配列密度を指す。通常、dpi (dot per inch) を単位として表す。

 

ノズルトリミング
英文表記:nozzle trimming
ノズルトリミングとは、マルチノズルヘッドを使って吐出するインクの体積や重量を高精度に調整する方法のこと。ノズルごとに測定し、それぞ異なる駆動方法で調整し、ばらつきを低減する。

 

提供:一般社団法人 日本画像学会


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。